ゲズィ運動赤いドレス女性裁判で被告警官に社会奉仕命令
2015年06月10日付 Milliyet 紙


ゲズィ運動の象徴となった「赤いドレスの女性」、ジェイダ・スングルさんの顔に近距離で催涙ガスを噴射した警官、ファティヒ・ゼンギン被告に判決が言い渡された。

スングルさんの弁護士イルカイ・バフチェテペ氏はイスタンブル第七十三第一審裁判所で行われた昨日の公判で罪状についての見解を問われ、「言い渡される刑は社会での司法に対する信頼を高めることになるだろう」と述べた。

被告側のフンダ・サンドゥクアフメト弁護士は被告が意図的に傷害を与えたのではなく、上司の指示に従って催涙ガスを噴射したと主張した。

裁判所は判決を明らかにし、ゼンギン被告に対し職権を濫用し、軽傷を負わせたとして傷害罪で十ヶ月の懲役刑を科した。さらにスングルさんのそばにいた不特定の人々に催涙ガスで被害をおよぼしたとして、十ヵ月の懲役刑を科した。しかしこれらの刑は、被告人に前科が無かったことから、猶予された。また裁判所は、スングルさんと、不特定の人々に対して犯した罪を理由に、合計で六百本の植林活動および、六ヶ月間、その人工林の手入れと管理を行うという社会奉仕活動を命じた。

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( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:37793 )