問題ツイートでアフメト・アクギュンドゥズ学長、オランダ追放?
2015年06月11日付 Zaman紙


オランダは、トルコ国会選挙前、人民民主主義党(以下、HDP)に投票する有権者に対して行った発言を理由に、ロッテルダム・イスラーム大学のアフメト・アクギュンドゥズ学長の解任を求めている。アクギュンドゥズ学長は、HDPに投票する有権者について「同性愛者、アルメニア人、反宗教主義者」を支援するものだと批判していた。オランダのイェット・ビュッセマーケル教育・文化・科学相は、アクギュンドゥズ学長の国外追放を強く主張した。

BBCのトルコ語サイトによると、アクギュンドゥズ学長は、自身のFacebookアカウントでトルコ国会選挙に関して主張を展開した。同学長は、HDPへの投票に傾いているムスリムに対し、「あなた方の投票は、ゲイ(同性愛者)、アルメニア人、反宗教主義者、人種主義者、テロリスト、米国・欧州における反トルコのメディアに対し支援を行うことであるということをもう一度お考え下さい...」と呼びかけた。また、選挙を「トルコのエジプト化を画策する第2のゲズィ事件」であると評価した。

■このような発言は容認されない

この発言はオランダメディアで取り沙汰され、オランダ政府の反発を生んだ。イェット・ビュッセマーケル教育・文化・科学相は、アクギュンドゥズ学長に対し 「荷物をまとめて出ていくこと」を求めた。同相は、近くロッテルダム・イスラーム大学諮問委員会を招集し、当人の追放を訴えると述べた。

■教育・文化・科学省は以前も警告した

教育・文化・科学省は、以前にも、アクギュンドゥズ学長が反西洋の言動から距離を置くよう求めていた。ビュッセマーケル教育・文化・科学相は、もはやこの処置では不十分であるとし、学長という模範となるべき立場である人間がソーシャルメディア上で何でも発言すべきではない、と考えている。

■大学に対し3つの調査が行われる

アクギュンドゥズ学長は、かつてゲズィ抗議運動に関する見解により議論の的となった。ゲズィ抗議運動に関し、「無神論者、アルメニア人、アレヴィー派の仕業」とする発言は、オランダ議会の反発を生んだ。野党は、ロッテルダム・イスラーム大学を即刻閉鎖するよう求め、教育省も大学に対し3つの調査を開始した。

ロッテルダム・イスラーム大学は、私立に当たるため、学長に対する認可権は限定的である。このため、オランダ政府は、ロッテルダム・イスラーム大学の諮問委員会を招集し、アクギュンドゥズ氏解任の圧力をかける。

オランダ政府は、2010年、イマームを国内で養成する目的でロッテルダム・イスラーム大学の適格認定を行った。

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(翻訳者:山根卓朗)
(記事ID:37806)