イランに対するサウジアラビア外相の新たな傲慢
2015年05月31日付 Jam-e Jam 紙

 サウジアラビア軍の戦闘機による、無防備なイエメンの民衆への絶え間ない攻撃で連日多くの同国国民が殺害されているが、サウジアラビア外相はイランだけが他国の事情に介入していると訴えた。

 アル=アーラム・ニュース・ネットワークの報道では、カイロを訪問しているサウジ外相は、今日(日曜日)、エジプト外相との共同記者会見において次のように発言した。「我々は皆、バッシャール・アサド排除のために戦っているが、イランだけが我々アラブの事柄に介入している。」

 サウジアラビアのアーデル・ジュバイル外相は、この記者会見において、自国がエジプトとの関係強化に向けて努力していると話した。

 シリア危機解決に向けて政治的支援に留まるエジプト外相の発言とは対称的に、サウジ外相は、「我々は皆、バッシャール・アサドを権力から引きずり下ろすよう努力している」と発言した。

 サウジ外相は更に、「我々は、ロシアにアサド政権支援を止めるよう、この国と連絡を取っている」と述べた。

 イエメンの様々な地区へのサウジアラビアの激しい攻撃により犠牲者数が増加する一方の状況で、サウジ外相は、「イエメンで政治交渉を再開するための努力をしている」と主張した。

 連日、サウジアラビアの戦闘機がイエメンを標的としているが、ヒューマン・ライツ・ウォッチ[国際人権NGO]の証言によれば、サウジアラビアはイエメンでクラスター爆弾を使用している。この攻撃により連日多数のイエメン国民が殺害されているのである。この状況でアーデル・ジュバイルは「イランだけが我々の事情に介入しており、我々はシリアとイエメンにおいてテロ[訳注:シリアについてはアサド政権、イエメンについてはシーア派ザイド派の武装組織を指す]を支援するイランの措置を強く非難し、それを座視して見守る訳にはいかない。」と主張した。

 アーデル・ジュバイルは、カイロ時間の今朝、多くのサウジ当局者らとともにエジプトに入国した。これはジュバイルにとって、サウジの外相に任命されて以来、初めてのエジプト訪問である。

 エジプトのサーメ・ショウクリー外相は、カイロでのサウジ外相との共同記者会見において、「ジュバイル外相と面会し、イエメン危機と正常統治の状態へ戻す手段について話し合った。」と述べた。

 彼は、アーデル・ジュバイルのエジプト訪問がエジプトとサウジアラビア両国の歴史的関係を強化するためのものであると述べるとともに、「我々は、治安維持のためにサウジアラビアの支援が必要なくなった訳ではない」とした。

 エジプト外相は、エジプトとサウジは中東地域の危機に関して見解を共有しており、「我々は、シリア危機の解決手段を見つけるために努力している」と付け加えた。

 彼は、「我々は、アラブ諸国の事柄に対する外国のいかなる介入にも反対する」と述べた。

 ショウクリー外相は、またサウジアラビアのシーア派地域において2週間前に起きた爆破事件を非難した。

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( 翻訳者:8413305 )
( 記事ID:37815 )