エジプト:警察がカルナック神殿に対する攻撃を阻止
2015年06月13日付 al-Hayat 紙

■エジプト警察がカルナック神殿を狙った攻撃を阻止

【ルクソール(エジプト南部):本紙】

昨日、エジプトの治安部隊がエジプト南部のルクソール県に位置するカルナック神殿を標的とするテロ攻撃を阻止したが、襲撃者達のうち、一人は自爆した。そして警察はもう一人の襲撃者を殺害し、残りの三人目を逮捕した。この爆発により、一人の警官を含む五人が負傷したが、物的損害は複数の商店の正面部分に対する軽微なものにとどまった。

治安情報筋は、この攻撃にはさらなる共謀者がいたことを示唆しているが、これらの共謀者は事件現場から逃亡している。内務省の声明によると、三人のテロリストは銃器や爆発物で武装し、カルナック神殿の治安網を突破しようと試みたが、神殿の治安警護部隊は直ちに彼らを阻止・対処し、その攻撃をくじいた、ということである。

また、同情報筋は、この衝突の結果テロリストのうち二人が死亡したが、そのうち一人は自身が所持していた爆弾の爆発で死亡し、三人目は頭部に発砲を受け負傷したと付け加えた。

同省はこの襲撃のために職員一人が銃弾により負傷したが、神殿への訪問客と治安部隊に被害は一切なかったことを明らかにした。しかし、保健省は四人が負傷したと発表し、また観光省は在ロンドンのエジプト大使館の発表した声明の中で、警察官一人がテロリストによる攻撃を阻止した後に負傷したと述べた。また、ロイター通信は治安および医療両情報筋からの情報として、負傷者には、駐車場の職員、観光客向けの土産物店の店主、少佐階級の将校が含まれているが、いずれも軽傷であったことを伝えた。

内務省は犯人らの所有していた武器や弾薬や爆弾等を押収し、公安当局が攻撃の実行犯の特定や、テロ計画の規模などの捜査を行おうとしていることを発表した。

(後略)

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( 翻訳者:小池柊哉 )
( 記事ID:37822 )