司法権報道官、バガーイー逮捕を発表(2)
2015年06月09日付 Jam-e Jam 紙

治安上の容疑により数名のソーシャル・ネットワーク活動家らが逮捕

 司法権報道官はまた、ソーシャル・ネットワーク上での活動に起因した治安上の容疑で、数名が逮捕されたことを発表した。

 モフセニー=エジェイー師はこのことに関して、「過去数ヶ月間、ソーシャル・ネットワーク上で違法な呼びかけを行い、反治安的な行動をしていた数名の者が特定され、逮捕された」と述べた。

 同師は「これまでに、これらの者たちには反革命的・反治安的動機があったことが明らかとなっている」と述べた上で、「これらの者たちは5〜6名であるが、しかしそのうちの一部は司法判断によって釈放されるかもしれないし、後の段階でその人数が増える可能性もある」と付け加えた。

 司法権報道官はまた、「ヴァーチャル・ネットワーク上で〔道徳的〕腐敗や姦通・売春〔の文化〕を広めていた数名の者たちが、テヘランやケルマーンをはじめとする一部の州において特定され、逮捕された」と述べた。

 モフセニー=エジェイー師はさらに、「これらの者たちも約5名ほどだが、彼らの人数についても後の段階で増減があるかもしれない」と続けた。

 同師はさらに、「収益を得るために、一時婚に関する偽のファトワー(教令)を利用して、人々を正しくないやり方で通じさせ、こうして1億7000万トマーン〔※日本円で約600万円〕を稼いでいた人物が逮捕されている」と付け加えた。

 司法権報道官はまた、「ある通信社がジェイソン・レザーイヤーン〔※スパイ容疑でイランで逮捕されたワシントンポスト紙テヘラン支局記者〕の非公開裁判の詳細を報じたことは、法律に違反することであり、このメディアは〔司法の〕追及を受けている」と述べた。

〔‥‥〕

エジェイー師、治安維持軍(NAJA)協同組合財団の事件について説明

 モフセニー=エジェイー師は記者会見の続きで、「治安維持軍が4000億トマーン〔※日本円で約133億円〕もの資金を石油の〔違法な〕販売〔※恐らく密輸〕によって手に入れたとされる事件の捜査が、司法権内で行われているとの話は本当か?」との質問に対し、「先頃、〔数ヵ月前まで治安維持軍総司令官を務めていた〕アフマディー=モガッダム氏とその子息が逮捕されたという話が〔メディア上で〕取り沙汰されたが、私はそのニュースは真っ赤な嘘だと宣言する」と答えた。

 同師はその上で、「治安維持軍協同組合財団をめぐっては、司法権内で捜査が行われている。この件には複数の容疑者がおり、これに関連して6、7名が逮捕されたが、その中にアフマディー=モガッダム氏とその息子はいない」と付け加えた。

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( 翻訳者:SYK )
( 記事ID:37824 )