トルコ国境目前のシリア、騒然―IS5名、トルコ側で逮捕
2015年06月16日付 Milliyet紙


人民防衛隊(YPG)と自由シリア軍(Burkan El Fırat)の部隊が町の東部からタル・アブヤド(シリア北部)へ入り、中心部に進駐した。トルコのアクチャカレ国境ゲートに面するテル・アブヤド国境 ゲートの管理権もYPGの手に渡った。YPGメンバーの行動を国境越しに容易に見ることができている。

国境線のある場所についても活発化した動きがみられた。(トルコ軍)兵士はトルコ側へ抜けようと試みていた5,6人を拘束した。これらの人物は逃走したイスラム国(IS)のメンバーであることが明らかとなった。

同地域では電力がカットされ、煙が高く立ち上っているのがみられている。一方、同地域ではいわゆる「旗戦争」が起きている。ISの旗を降ろして代わりに自由シリア軍と人民防衛隊の旗が揚げられている…。

タル・アブヤドがYPGの管理下に入った。国境から逃走し、(トルコ軍)兵士に拘束された人物はISの民兵であることが明らかとなった。

連合軍の空爆に支援され前進していたYPG民兵は18時前後に、昨年10月以来ISの管理下にあったタル・アブヤドへ向けまっすぐ進軍した。多数の武装したYPG民兵はタル・アブヤド国境門近くから中心部に向かって進入しようと努めた。YPGはタル・アブヤドのすぐ隣の最初の村の見晴らしの良い場所に自身の旗を立てた。これらの行動はトルコ側からも観測できた。

■(トルコ軍)兵士は防護壁に張り付き、探索がおこなわれた

18時頃に一群のYPG民兵がタル・アブヤド国境ゲート周辺から郡に侵入した。その後、シリア人たちが越えた国境線地域で動きが始まった。これらの動きのあと、国境地点で任務についていた(トルコ軍)兵士が防護壁に張り付き安全対策を講じた。国境地点に新しい装甲車両も派遣された。この間、国境線を超えてトルコ領に入ろうとしていた5,6人のシリア人が(トルコ軍)兵士によって拘束された。ISのメンバーであると認識された人びとが勾留された。

■トルコ側からみえること

アクチャカレ郡に接するシリアのタル・アブヤド地区の東に武器を手にしたクルド人のグループがみえる。米国主導の有志連合軍による空爆の後、同地区に到達したクルド人のグループは、ライフルとロケットランチャーを携帯して沈黙が支配するタル・アブヤド地区の約500メートル国境に一列となって訪れた。戦闘音が減少した地域では同グループはリラックスした振る舞っているのが観測された。

一方、このグループの約50メートル先の異なる地点には、自由シリア軍の旗が掲げられているのがみられた。

■タル・アブヤドはなぜ重要か?

PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)のシリア支部の民主統一党(PYD)の軍事組織YPGの目的は、自らが管理しているコバーニーとジャズィーラ行政区との間の往来を可能とする回廊を設け、そして、(YPGが)一方的に宣言している3つの行政区のうちの2つであるコバーニーとジャズィーラの間で、可能な限り領土保全を確保すること、である。

YPGが制圧しようとしているアクチャカレ国境向かい側にあるタル・アブヤドは、ISにとっても重要である。タル・アブヤドは、ISに加わる外国人戦闘員の往来だけでなく、密輸のために使っているルートのひとつであるからだ。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:37858)