ギュル元大統領側近の暴露本に、AKPショック
2015年06月15日付 Zaman 紙


第11代共和国大統領アブドゥッラー・ギュル氏の最高顧問を務めたアフメト・セヴェル記者の『アブドゥッラー・ギュルとの12年間』という本がAKPを揺るがしている。

ガーズィアンテプ選出議員のシャミル・タイヤル氏は、議会で登録作業を完了させた後に行った会見で、この本が「善意」によるものではないと主張した。タイヤル氏は、本に書かれている重要な部分が間違っているとし、以下のように語った。

「人々をある方向に誘導する本であるという印象だ。例えばルシェン・チャクルとエルゲネコン事件についての意見は全くの創作である。ルシェン・チャクルは逮捕リストに載っていない。検事ゼケリヤ・オズの配置転換は大統領選挙とは無関係である。」

タイヤル氏は、アフメト・セヴェル氏が以前にある新聞社へ行った発言によって、ギュル元大統領とエルドアン現大統領の間に不快感が生じたとし、以下のように続けた。

「今この本によって我が党に手榴弾を投げたいと思っているかのように見える。あの本によって、またフェフミ・コル氏の記事によってどんなメッセージを与えようとしているのか、我々はお見通しである。しかし我々はそのメッセージにではなく、人びとのメッセージに関心があるのだ。メッセージは我々にそれほど興味を抱かせるものではない。偉大な共和国大統領と我が党首に最後まで本当についていく。この本の意図は、 公正発展党(AKP)内で内輪揉めを起こし、大統領への評価を貶め、我が党首の座について論争を起こすことである。我が党はこれをお見通しである。」

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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:37861 )