イエメン:車爆弾によりモスクで爆破
2015年06月18日付 al-Hayat 紙
昨日、サナアのグランド・モスクで聖クルアーンを読む市民(Reuters)
昨日、サナアのグランド・モスクで聖クルアーンを読む市民(Reuters)

■サナアのモスクで虐殺、数十名が死亡

【サナア、アデン、ジュネーブ:本紙、AFP、ロイター】

ラマダン月が始まる前日、首都サナアは巨大な爆発に揺れた。治安責任者は、3つのモスクとフースィー派の政治本部を狙った4台の自動車爆弾が爆発し、「モスクの虐殺」と呼ばれる、数十人の死傷者を出す事態になったと述べた。

また、匿名希望の責任者は、「ロイター」通信に対して、「4台の車爆弾は、アンサールッラー集団(フースィー派)の政府本部と、ジャラーフ地区にあるフシューシュ・モスク、農業地区にあるキブシー・モスク、クッバトゥルハズラー・モスクを標的とし、結果、数十人の殉死者と負傷者が出た」と述べた。

こうした状況下、(※訳注:国連によるイエメン情勢解決のための)ジュネーブ協議がその範囲を拡大させた。イエメンのリヤード・ヤースィーン外務大臣は、フースィー派の代表団がホテル(※訳注:協議の場)で満足そうに座っていることを非難した。同大臣はロイター通信に対して、イエメン停戦に向けた協議進行は実現不可能だと強調した。また、同大臣は、48時間以内に協議を進行させるか、代表団を引き上げさせるかという期限を設けた上で、フースィーが協議に加わるという自身の希望を表明した。

一方、西側の外交官は、協議2日目にイエメン紛争の当事者間でなされた間接的な会談を「唯一の好ましい点」とし、「いずれの代表団も引き上げない」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:松崎萌子 )
( 記事ID:37891 )