IS、コバーニーを襲う、死傷者多数
2015年06月25日付 Hurriyet紙


シリアのコバーニー地域でISが行った処刑と、爆弾攻撃及びその後起きた衝突で死者は数十名に上り、負傷者は100人を超えた。トルコ外務省もシャンルウルファ県知事府も攻撃を行ったISの兵士がトルコからコバーニーへ越境したという情報は正しくないと明らかにした。コバーニー在住者らが国境にある村々にいる親戚に与えた情報によると、町に侵入したISの兵士らは夜中の3時から明け方にかけて家々の戸を叩き、中に入ったあと、音もなく人々を殺害した。さらに、ISの兵士は昼頃ミュルシトプナル国境門に対面する地域で爆弾を載せた車両により自爆攻撃も実行した。

<中略>

ISが朝5時頃にコバーニーで爆弾を載せた車両でもって実行した攻撃で負傷した人々はトルコの国立病院に搬送された。アナドル通信社はこの爆発で少なくとも18人が死亡したと明らかにした。
<中略>

■YPG(人民防衛隊)、睡眠中に攻撃に遭う

ヒュッリイェト紙の報道記者ギュルデン・アイドゥン氏はISの兵士らがコバーニーで行った恐ろしい処刑の詳細も伝えている。コバーニー在住者らが国境の村々にいる親戚にもたらした情報によると、町に侵入したISの兵士らが夜中の3時から明け方にかけて家々の戸を叩き、中に入ったあと、音もなく人々を殺害し始めた。 コバーニーに近いバルク・ブタン村では少なくとも23人が殺害されたことが分かった。あるコバーニー在住者は親戚と電話で話した時に、「私たちは家に閉じこもっている。外に出たものは殺される」と述べた。殺された人の多くが赤ん坊、子供そして女性であったことが分かった。通りは死人で埋め尽くされていたことが明らかにされた。

爆発の後は武力衝突が起こった。YPG(人民防衛隊)の兵士の90%がラッカやタッル・アブヤドにいたため、コバーニーには少数しか武装クルド人兵士がいなかったことが明らかにされた。

■「トルコから入国しなかった」

外務省のスポークスマンはISのテロリストらがトルコから入国しているという噂を「強く否定した」。シャンルウルファ県知事府が行った発表ではISの兵士 らがシリアのジャラーブルス市からコバーニーへ入っていることが述べられた。また、県知事府が行った書面による発表では以下のように述べられた:「コバーニーで処刑攻撃を行ったISの兵士らがトルコを通ってコバーニーへ行ったという情報は真実を反映していない。この情報は根拠がなく、我々の手中にあるデータは組織のメンバーがシリアのジャラーブルス市からコバーニー流れていることを証明している。これに関する映像は短期間で世論により共有されるだろう。地域における緊張状態を挑発しようとする者たちがいる可能性があるため、国民の皆様には慎重に振る舞うよう呼びかけます。」

<中略>

■二度目の爆発

アナドル通信社の情報によると、ISの兵士らは昼頃にミュルシトプナル国境門に対面する同地域で二度目の爆弾を載せた車両による自爆攻撃を行った。PYDの検問所の前で起きた爆発の音は、シリア国境におけるスルチ郡でも聞こえた。この事件で17名の死亡が明らかにされた。

■クルトゥルムシュ副首相:全くの嘘

ヌマン・クルトゥルムシュ副首相はコバーニーの情勢に関して行った発表で負傷者96名、死者4名がトルコの病院へ搬送されたことを明らかにし、以下のように述べた。

「コバーニーで今朝の時点で爆弾が爆発した。非常に多くの死傷者が出たという情報を我々は持っている。この負傷者のほとんどがトルコに搬送された。トルコは負傷者をすぐに受け入れた。彼らは病院で治療を受けている。いくつかの汚れた勢力はコバーニーにおける最近の攻撃を口実にし、トルコをも攻撃の対象としようとしている。彼らがいつも行っているようにトルコを中傷キャンペーンの題材、対象にしようとしている。『今日コバーニーで爆弾を爆発させたISの兵士らはトルコ国境を通って、トルコから来たのだ』というブラックプロパガンダが行われている。それは全くの嘘で誹謗中傷だ。」

PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)シリア支部のPYD(民主統一党) の武装翼の組織YPG(人民防衛隊)は、反IS連合部隊の支援を得て先日アクチャカレの向かい側にあるテル・アブヤド地域を掌握した。衝突の際、逃走したISのメンバーは髭を剃って難民の格好でトルコへ入国したことが主張された。

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(翻訳者:満生紗希子)
(記事ID:37963)