グループ・ヨルム、イスタンブルコンサート開催可不可騒動続く
2015年06月27日付 Radikal 紙


バクルキョイ警察は、グループ・ヨルムが結成30周年を祝うために明日開催するコンサートに対して、県知事府がくだした禁止決定が、イスタンブル第四地方行政裁判所によって、取り除かれたのにも関わらず、区の様々な場所へ、「コンサートは禁止されました。参加しないでください」 という警告を含んだプラカードを掲げた。

グループ・ヨルムが、結成30周年を祝福するために、6月28日、つまり明日バクルキョイ市民市場で開催予定のコンサートは、イスタンブル県知事府によって、「一般市民の反発につながる、怒りをあおる恐れがある」という理由によって禁止され、しかしながらこの決定は、グループ・ヨルムの申し立てを受けたイスタンブル第四地方行政裁判所によって取り除かれた。

裁判所が県知事の禁止決定の施行を止めたことで可能となったコンサートは、明日開催される。しかしながら、この裁判所の決定にも関わらず、バクルキョイ区警察局がバクルキョイ広場と区の様々な場所に掲げたプラカードが注目を集めた。プラカードでは前例のない禁止が適用されることによって、市民に対してコンサートへは許可を与えることができないという警告が行われ、参加を未然に防ごうとする、「2015年6月28日日曜日に、バクルキョイ市民市場における開催が望まれているグループ・ヨルムのコンサートは、公共の秩序と治安という理由によって、県知事府によって不適当とされました。この理由で、問題のコンサートを開催することに、許可が下りる予定はありません。市民の皆様方へ、告知いたします」という表現が用いられた。

プラカードの下には、バクルキョイ区警察局のサインがあった。

警察が前例のない形で、とりわけ、禁止が裁判所の決定によって取り除かれたにも関わらず、プラカードを掲げて禁止の警告を行ったことが注目された。

グループ・ヨルムの弁護士たちは、コンサートを禁止したイスタンブル県知事のヴァシプ・シャーヒン氏と、副知事のアズィズ・メルジャン氏に関して「独断的で、差別的な態度で職責を悪用した」という理由で、刑事告訴を行った。

グループ・ヨルムは、結成30周年を、第一弾を6月13日にアダナのウール・ムムジュ広場で行ったコンサートで、その後も6月20日にもイズミルのギュンドードゥ広場で何十万人もの聴衆を迎えた連続公演で祝賀している。グループのアンカラで予定されたコンサートも知事府によって禁止され、その後でイスタンブル県知事による禁止が決定された。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:37992 )