イラク・シリア間の国境門、すべてISの手に
2015年05月22日付 Radikal 紙

シリア・イラク間の、アサド政権支配下の最後の国境門がISの手に落ちたと報じられた。パルミラ市を掌握し、シリア全土の半分以上を支配下に置いたとされるイスラム国は、現在も侵攻を続けている。シリア政府に敵対する組織であるシリア人権監視団体は、シリア大統領バッシャール・アサド政権の軍隊がアル・タナフ国境門から撤退したことを明らかにした。ロイター通信が接触したあるIS兵士により、情報が裏付けられた。
イスラム国はイラクで前進を続けている。ラマディを占領したISは、10キロ東のヒュセイバ治安部隊の防衛線を突破した。この間アメリカは、イラクにAT-4タイプ対戦ミサイルを2000機送ることを発表した。バラク・オバマ大統領はイラク政府を支援することを強調している。
イスラム国が、古代遺跡のあるパルミラを掌握したことは、国際社会に不安を持って受け止められた。古代都市は、国連教育科学文化機関であるユネスコの世界遺産に登録されている。ISがイラクで行ったように文化的遺産を破壊するのではと恐れられている。

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( 翻訳者:佐藤彩乃、田中浩太郎 )
( 記事ID:38001 )