バシュブー元参謀総長、国境地域の戦闘はシリア政府がおこなうべき
2015年06月28日付 Radikal 紙


退役した参謀本部長イルケル・バシュブーは、ボドルムの本屋で、「どのようなトルコ」という著作のサイン会を行い、読者と顔を合わせた。

前参謀総長イルケル・バシュブーは、トルコで最も興味を引かれる話題は、シリア国境での情勢であると述べた。新聞記者の質問に答えたバシュブー氏は、次のよ うに述べた。

「トルコで最も興味を引かれる問題は、シリア国境での情勢である。国境に目をやると、残念なことに、3つに分割されている状態である。ほんの少しをシリア政府が統治している。ある地域は完全にイスラム国が統治し、残りはクルド民主統一党が統治している。部分的に錯綜している状態である。」

この状況がトルコを難しくしていると述べたバシュブー氏は、「この問題をどのように解決するか。本当に難しい問題である。過去を振り返る必要がある。そもそもイラクに関連して、イラク北部で起こっていたのと同様のことをシリア北部で経験している。もちろん状況は深刻である」と述べた。

必要なのは、シリア中央政府が、当該地域を統治することであると述べたバシュブー氏は、次のように続けた。「当該地域での紛争をシリア自身が解決する必要がある。残念ながら、現在、当該地域は、シリア政府の統治下にはない地域である。その地域には、イランやアメリカ、連合軍までいる。錯綜した状況である。どのように解決するかは私もわからない。本当に難しい問題である。国際法に従いつつ、中央政府、シリア政府によって関係を正常化し、シリア政府を支援することによってこの問題の解決に向かうことが最良であると思う。」バシュブー氏は、トルコには200万人近いシリア人がいることにも言及した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:38008 )