6月22日月曜日の朝、アフガニスタン国防省の[大臣]候補者を紹介する式典の開催で、アフガニスタン議会の議員多数が本会議場に集っていた最中、自爆テロによる連続爆発がアフガニスタン議会を震撼させた。
AFP通信は緊急報道で目撃証言を取りあげ、カーブルにあるアフガニスタン議会の入り口で一発の爆弾が爆発したと伝えた。同様にアル=アラビーヤ・ネットワークは緊急報道で、この爆発の後、議会の外から銃撃の音がしたと報じた。
AP通信もまた、現地の情報筋からの情報で、四度の爆発がアフガニスタン議会で起こったと報道した。アフガニスタン警察は、この自爆テロ攻撃をターリバーン(タリバン)によるものだと発表した。
BBCの報道によれば、爆発の内の一回は、通常会議において議会議長が演説をしている最中に起きたという。爆発に続いて本会議場からの叫び声と生存のサインが耳に届き、議員らは本会議場から出口へ殺到し、辺りは混乱に包まれた。
はじめに爆薬を満載した車で自爆テロ犯がアフガニスタン議会の建物付近で自爆し、それに続いて数人の侵入者が発砲を開始したと報道された。
ターリバーンは、議会への襲撃が組織のメンバーによるものであると表明した。ターリバーンがマスコミに送ってきたメッセージは、以下のようであった。「国防省の[大臣]候補者を紹介する時に攻撃を実施し、数名の突撃隊員を議会に侵入させた。」
アフガニスタン内務省サディーグ・サディーギー報道官は、現地のマスメディアに対し次のように述べた。「事件現場には治安部隊が派遣されており、アフガニスタン議会の敷地内は治安部隊の管理下にある。」また彼は「議会の議員たちに危害は及ばなかった。」と付け加えた。
この連続爆発でかすり傷を負ったアフガニスタン議会事務局職員の一人は、BBCに対して以下のように述べた。「爆発の衝撃により議会の敷地内にある建物のガラスが、かなりの数割れてしまった。」
議会議員のナギーボッラー・ファーイェグ氏は、以下のように述べた。「突然強い爆発が起きたのは、第二副大統領と国防省の大臣候補の入場を待っている時だった。」また彼は、「爆発の後、議員達は恐れをなして本会議場の出口へと急いだ。」と述べた。
同議員は、以下のようにも述べた。「爆発に続いて小火器と重火器の発砲音が聞こえ、議員たちは、自らの命を守るためにその場から逃げ出した。」
国防省の大臣候補の紹介のために、本日は本会議場に議員の大半が出席していたと彼は述べている。
未だこの事件の負傷者数は判明していないが、アフガニスタン厚生省の責任者らによると、21名の負傷者の内、5名の女性、2名の幼児が爆発のあった地域近くの病院へ搬送されたという。
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( 翻訳者:SO )
( 記事ID:38010 )