タイ政府、ウイグル人90人を中国へ強制送還
2015年07月09日付 Hurriyet紙

8日、イスタンブルで、タイで待機させられていたウイグル人たちが中国に強制送還させられることに対する抗議としてデモが行われ、一時騒乱が起きた。タイ政府は9日、90人のウイグル人が中国に送還されることを発表した。約200人のウイグル人が、新疆ウイグル自治区での抑圧から逃れるため、タイに避難していた。

タイ政府副報道官のWeerachon Sukhonthapatipak少将はアナトリア通信員の電話取材に対し、中国からやって来たとされるウイグル人90人が規則に従い中国に送還されることを明らかにした。
またタイ政府が7月2日に、ウイグル人173人をトルコに送ったことを認めた。

DHA通信は中国に送還されたウイグル人の数を109人と報道。DHA通信によると、前述の副報道官は「トルコにいる親戚、もしくは何らかの形でそこへ住む知人の住所を提示できた人たちは、トルコに送られた。しかし協定の定めに従い、トルコとのつながりを証明できなかった109人は中国に送還された」と語った。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチのタイ代表、スナイ・パスク(Sunai Phasuk)氏は、タイ政府がウイグル人らを中国に強制送還したことを批判。同氏はアナトリア通信に対し、中国で激しい人権侵害を受けるウイグル人たちが強制送還されたことは国際法に違反すると主張した。
スナイ氏は、「タイ当局者はタイにいる外国人を強制送還しているが、そこでの人道問題に目を向けることはない。彼らは過去、ロヒンギャ族やモン族(ミャオ族)に対しても同じことをした」と述べた。

ウイグル人が中国に強制送還されるという報道を受けて、8日の夜、多くの人がイスタンブルのタイ領事館の前に集まった。領事館に向けて石を投げた9人が逮捕された。

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(翻訳者:星井菜月)
(記事ID:38114)