麻薬乱用による犠牲者、1日に8人(1)
2015年07月01日付 Jam-e Jam紙


【ジャーメ・ジャム紙別冊タベシュ13面:ガザーレ・マーレキー】法医学庁が発表した統計の示すところでは、一日に8名が麻薬の濫用によって命を落としている。もちろん、こうした数字は〔社会の〕状況や時代によって、さまざまである。

 薬物の濫用は人類社会の抱える大問題の一つであり、医学や肉体的・精神的健康の面からも、また社会的・文化的・経済的・政治的観点からも、大きな重要性を有している。毎年、この問題が原因で多くの社会的危険や死亡例が、世界レベルで起きているのだ。

 残念なことに、新たな科学の進歩と治療法の発展と並行して、毎日のように新たな、そしてより有害な化学合成が生みだされ、社会の多くの階層、特に若者や青少年らを自らの虜にしている。

 こうした物質の生産者や流通業者の目的は別として、この大いなる問題に対して予防措置が講じられず、それと闘うための抜本的で総合的な計画が立てられなければ、はなはだ不快な結末が国内的にも世界的にも、もたらされるだろう。

 ドラッグ濫用のパターンは、社会によっても、また一社会内の階層によっても異なり、またそこにはさまざまな社会的、文化的、経済的、地理的、そして宗教的な要因がかかわっている。それを考慮するならば、この問題の予防方法と対策を講じるためには、それぞれの社会で独自の計画を立てる必要があるだろう。

〔‥‥〕

 まず最初に、薬物中毒の原因について検討するのがよいだろう。麻薬の使用はさまざまな要因の結果として起きる。そうしたもののなかには、〔麻薬を使用する人がもつ〕先天的な要因と、〔後天的に作られる〕人格的な要因を指摘することができよう。〔‥‥〕人格的な要因としては、「適切な教育を受けられなかったこと」、「娯楽や好奇心」、「〔社会生活への〕満足感の不足」、「自信や自己信頼の欠如」、「〔社会への〕反抗心」、「人格制御力の弱さ」、「瞬間的な衝動」、「〔未来や今ある生活への〕絶望」、そして「傷心」などを挙げることができよう。

 家庭内暴力の存在も、麻薬の使用と深い結びつきをもつ要因である。また、子供に注意を払わず、彼らを放置し、彼らの抱える精神的・社会的問題に目を向けないことも、人が麻薬中毒に陥る間主観的要因の一つである。さらに、社会的・環境的要因も、麻薬濫用のもう一つの要因として指摘することができよう。

〔‥‥〕

つづく


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(翻訳者:8411027)
(記事ID:38161)