テヘランの水不足、悪化
2015年07月02日付 Mardomsalari 紙

 テヘラン地区水道公社社長は、「水年度初日、すなわち1393年メフル月1日〔※2014年9月23日〕からこれまでの首都の降雨量は合計266ミリメートルだった。この数字は平均330ミリメートルだった過去46年間の長期的統計と比較して、19%の減少であることを示している」と述べた。

 ホスロウ・エルテガーイー氏はイラン学生通信(ISNA)の取材に対し、テヘラン州の最新の降雨状況について触れ、「この問題〔=降雨量の減少〕は水危機の悪化の原因となる。夏の季節に入り、気温が上昇していることも、このこと〔=水不足問題〕に影響を及ぼしていることは、言うまでもない」と述べた。

 同氏は、今年に入って最初の頃〔※西暦で3下旬〜4月〕は、降雨状況も良好だったと指摘した上で、「残念なことにオルディーベへシュト月中旬〔※西暦で5月初旬〕以降、今日まで州全体ではしっかりとした降雨がない」と述べた。

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 同氏によると、テヘラン州にある5基のダムには、合計で8億1600万立方メートルの水が蓄えられているが、降雨量が良好な状況と比較すると、平均して1億4600万立方メートルほど水が少ないという。

 エルテガーイー氏はさらに、「その一方で、実のところ、ここ3週間、気温38度をわれわれは経験しており、気象予報によれば、今後数日間は気温が42度にまで達するという」と続けた。

 テヘラン地区水道公社社長は、水不足の危機に対応する最もよい方法として、水の適切な利用に関する人々の意識改革を挙げ、「もし一人一人が水の適切な利用への責任感を共有するようになれば、間違いなく国が抱える水問題の多くは解消されるだろう」と指摘した。

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( 翻訳者:8414106 )
( 記事ID:38214 )