ラフサンジャーニー師、イランでのアメリカ大使館再開の可能性について見解
2015年07月09日付 Jam-e Jam 紙

 体制公益判別評議会の議長は、ガーディアン紙のインタビューで、アメリカとの直接交渉のタブーは破られたと指摘し、同国の大使館をテヘランに再開させることについて、「不可能なことではない」とした。

 ファールス通信の報道によると、アーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーはこのインタビューの一部で、次のように述べた。

面と向かって交渉する方が、メディアを通じて遠隔から話をするよりもよい。イランは真剣そのものだ。もし相手側も同じくらい真剣であれば、合意が必ず得られるだろう。イランがアメリカと直接話をすることは良いことである。我々はひとつのタブーを破ったのである。

 ラフサンジャーニー師は、本質的な問題はイランに対するアメリカの敵意であると指摘し、

革命の前、アメリカはシャー体制の主要な支援者であった。革命後、さらには《強要された戦争》〔※イラン・イラク戦争のこと〕の流れの中では、我々に敵対した。今、核交渉でこれまでとは異なったアメリカがみられるならば、イランの世論にもプラスの効果があるだろう。

 と述べた。

 ガーディアン紙によると、同師はまた、イランでアメリカ大使館を再開させることは「不可能なことではない」が、この問題は「両国の態度次第だ」と述べたという。

 同師はシオニスト体制に対する〔イスラーム共和国の〕敵意についても、

我々が変化する必要はない。我々はパレスチナ人の権利を擁護している。パレスチナでは、我々はいかなる軍事行動にも参加していない。そうではなく、我々は彼らに政治上の問題でアドバイスをしているのである。パレスチナ人の権利が考慮されない限り、われわれがアメリカと良い関係は築くことは不可能だ。

 と述べた。

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( 翻訳者:AWN )
( 記事ID:38234 )