ピリ欧州議会トルコ担当官、トルコ選挙動向を注視
2015年05月27日付 Hurriyet 紙

カティ・ピリ欧州議会トルコ担当官は、欧州議会がトルコにおける10%の得票率 制限について「危機的だ」と見ていることを述べ、「(HDP(国民 の民主主義党)が得票率制限(足切り得票率)を超えるか否かが トルコにおける解決プロセスと議会における民主主義の表れにとってどれほど重要なことであるかを観察しよう 」と話した。

カティ・ピリ欧州議会トルコ担当官は、欧州議会がトルコにおける10%の得票率制限 について「危機的だ」と見ていることを述べ、「(HDP(国民の民主主義党)が得票率制限(足切り得票率)を超えるか否かがトルコにおける解決プロセスと議会における民主主義の表れにとってどれほど重要なことであるかを観察しよう」と話した。
ピリ氏はCHP(共和人民党)のケマル・クルチダルオール党首と議会で行った会談の後、新聞記者らに声明を行った。
ピリ氏は6月7日の総選挙のためにトルコへ来訪したことを説明し、「思うに、欧州議会代表としてトルコにおける野党と欧州議会でトルコについて行われた討論の一環で対談の場を作ることが重要だ と信じている」と述べた。
ピリ氏はトルコが選挙前夜であることに言及し 、選挙キャンペーンに関して討論をしたくはないことを、何故なら如何なる政党の代表者でもない からだということを述べた。
カティ・ピリ氏は5日間の旅行の後トルコを日曜日の夜に発つことを明かし、「今晩ディヤルバクルへ、その後イズミルとイスタンブルへ行く予定だ。これらの諸都市でトルコ-EU(ヨーロッパ連合)関係、選挙に関する不安、そして選挙にとって何が大切なのかということについて観察するつもりだ 」と述べた。

「トルコにおける選挙の安全性の確保について 何か言いたいことはありますか」という質問に対してピリ氏は「我々は選挙の安全性に関して、例えば先週HDP のオフィスで起こった攻撃のようないくつかの事件を注視している。我々がここで政府に尋ねられることは、これらの問題において 調査が独立したものとして行われているのか、いないのかということである。私は政府が選挙の安全性の問題 における民衆の不安に関して活動を行っていることを重要だと見ている」と答えた。
カティ・ピリ氏は欧州議会のトルコにおける10%の得票率制限 について「危機的である」と見ていることを述べ、以下のように続けた。
「現在、HDP(人民の民主主義党)を一つの政党として選挙に入った時に 我々は見ている。我々は(HDP(人民の民主主義党)の)得票率制限を超えるか否かが トルコにおいて解決プロセスと議会における民主主義の表れにとってどれほど重要であるかを注視している。選挙結果はどうなるのか、有権者らの認識はどうなるのか、この選択は憲法改革及び解決プロセスにどう影響するか…これら全てを選挙後にわかるだろう 」
ピリ氏はトルコにおける諸政党が民主主義的改革の一環で憲法の改正 を支持していることを述べ、「EU(ヨーロッパ連合)によっても支持されているこの民主主義的改革が実現されることはトルコをより重要なものにしていく」と述べた。

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:38249 )