シリア国境に電気柵計画
2015年07月24日付 Cumhuriyet紙


トルコで国境の危険地帯で「電気の壁」といわれる「物理的防衛システム」が設置される。Aselsan(軍事電機産業)が設計したシステムでは危険地帯に電気センサーやレーダー、探査機を付けたワイヤーの柵が建設される予定だ。

シャンウルファ県スルチで32名の命が奪われたイスラム国による攻撃のあと、アンカラ政府は国境に於ける新たな対策を進めた。
閣議でくだされた決定に基づき、国境の危険地帯に「電気の壁」といわれる「物理的防衛システム」が設置される。Aselsanが設計し、その一部が南アフリカでウルグアイや多くの中東諸国で販売されたモニタリング防衛システムがシリア国境に導入される。その一環としてこの国境の危険地帯に電気センサー、レーダーと電気探査機のついたワイヤーの柵が建設される。トルコはPKKがイラク国境で通行ルートとして利用している幾つかの地域で同様のシステムを導入した。
シリアの内戦が始まったあと、トルコはこの国との間にある長さ911kmの国境の一部の地域に対策をしいた。

■新たな対策

トルコは過去に行っていた「統合国境管理計画」を段階的に実行し始めた。シリア国境の脅威が増したことにより、これまでにとられた対策の一環である計画の、この地域における適用のさらなる強化が取り上げられた。閣僚会議での決定で内務省によって実施された計画が新たに検討された。計画は陸軍関係者も参加してた練り上げられために、シリア国境での適用が優先され、この地帯に電気の壁といわれるシステムの設定が決定された。国境の危険地帯に導入されるシステムはトルコのAselsanが制作し、他国にも販売されている。

■どのように作動するのか

国境に適用される計画にはワイヤーのフェンスの上に設置された電子探査機を、国境に近づく人間を数キロメートル先から確認できるレーダー、アナウンス用のスピーカー、センサー、25km範囲を監視できるカメラが搭載された飛行船などが含まれている。飛行船の上につけられている電機システムは太陽光によって長時間稼働が可能である。
このシステムは、監視、封鎖、防御の名目の下で準備されうる。トルコがつくるシステムがどの名目のものになるかはまだはっきりと決まっていない。システムの範囲が広がれば費用も高くなる。システムの、監視・防衛機能は中央指令センターで行うことができる。センターは無人の車両や、遠隔操作武器を、監視や攻撃目的で指揮することができる。

■費用はどれぐらい

総合国境監視プロジェクトは2000年代の初めごろから準備されており、費用としては40億トルコリラほどになることが明らかにされた。ただしこの費用はトルコの国境線全てにおいてつくられるシステムのためであることがのべられている。このプロジェクトの国境がシリアと接する部分は20億トルコリラほどかかると予想されている。しかしシリア国境には段階的にいくつかのシステムが導入された。閣議決定によって国境につくられるシステムが、この予算のうちどれほどの割合になるのかは、まだ明らかではない。

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(翻訳者:岡本悠見)
(記事ID:38251)