トルコの死亡率、4%増加
2015年04月29日付 Cumhuriyet 紙

トルコで1000人あたりの死亡者数を指す「粗死亡率」は2013年の減少を受けて、2014年に上昇し2012年の水準に上昇した。トルコで乳児死亡率は1000人中11人強である。

トルコ統計機構(TUIK)の死亡統計データによると、トルコの死亡者数が2014年には4.7%上昇し、39万121人の水準に上昇した。死亡した人の54.7%が男性、45.3%が女性であった。

死亡者数における増加に従ってトルコでは粗死亡率においては、2013年には千人中4.9の水準であったが、2014年には5.1に上昇した。言い換えると2013年には千人当たり4.9人が死亡したことになるが、2014にはこの割合は千人当たり5.1人に上昇した。2012年においては、死亡率は5.0であった。

粗死亡率を県ごとに調査すると、2014年には粗死亡率が最も高い県はカスタモヌで9.9であった。続いてスィノプ県、チャンクル県が8.5、チャナッカレが8.3であった。

一方で粗死亡率が最も低い県は2.8でハッキャーリ県とシュルナク県であった。またこれらの県にバトマン県で3.0、3.2のヴァン県とシャンルウルファが続いた。

死亡者を年齢グループごとに調査すると、最も死亡率が高いのは75歳以上の年齢であることが分かった。75歳以上の年齢の死亡率は47.1%であり、2014年には48.6パーセントに上昇した。

■乳児死亡率は千人当たり11.1に上昇

乳児死亡数は2013年の1万3993人から2014年には1万4821人に上昇した。このように、1000件の出生数あたりの死亡乳児数のことを指す乳児死亡率は、2013年には1000人中10.8であったが、2014年には11.1に上昇した。つまり2014年には1000件の出生数あたり11.1人の乳幼児が死亡したことになる。

■乳児死亡率の最も高い県は25.7でキリス県

乳児死亡率を県別に調査すると、2013年と同じように2014年の乳児死亡率が最も高い県は1000人当たり25.7でキリス県であった。キリス県に、1000人あたり17.9のシャンルウルファ県、17.7のガーズィアンテプ県なども乳児死亡率が高かった。

乳児死亡率の最も低い県は1000人中5.3人でカラビュク県であった。カラビュク県に次いで1000人あたり6.8のクルクラレリ県、6.8のクルシェヒル県とボル県も低かった。

出生後の5年間の死亡率を指す5歳未満児死亡率 は、改訂された2013年のデータによると1000人中13.4、2014年には13.3であることが判明した。

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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:38263 )