CHPクルチダルオール党首「連立に失敗すれば遺憾に思う」
2015年08月01日付 Hurriyet紙


共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首は、公正発展党(AKP)との連立政権に向けた会談について、ヒュッリイェト紙に重要な発表を行った。ケマル・クルチダルオール党首は、以下のように話した。「われわれはトルコの利益のために、あらゆる譲歩をするつもりです。AKPとの連立政権が失敗すれば、非常に遺憾に思います。もし成立した連立政権がトルコを大きく飛躍させるとしたら、短期的な票の損失を経験することなど甘んじて受け入れます。」

クルチダルオール党首は、ヒュッリイェト紙によるこのテーマに関する質問に以下のように答えた。

■負担には気づいている

「われわれはAKPと連立政権に向けて会談を始めた際、5つの問題を解決する14の原則を提示しました。経済やクルド問題、外交政策、教育、そして憲法を含む5つの基本的な問題の解決には、トルコ大国民議会(TBMM)で力を有する4年間の連立政権が必要となります。これらの問題を解決することができれば、その時連立政権の意味がはっきりとすることでしょう。しかし、連立政権を組む政党同士の信頼がそれには必要です。われわれは5つの基本的な問題を解決する中で、どのような負荷を背負うことになるのかよくわかっています。そのことには気づいているのです。しかし、われわれにとっての優先事項は政党ではなく、トルコなのです。」

問:「AKPとの連立政権はCHPにとって票の損失になるという意見もあります。あなたはどのようにお考えですか?」

「われわれはトルコの利益のために、あらゆる譲歩をするつもりです。トルコが繁栄すればそれで十分です。もし成立した連立政権がトルコを大きく飛躍させるとしたら、短期間の票の損失を経験することなど甘んじて受け入れます。長期間にわたるこうした連立政権は、まずトルコを繁栄させるでしょう。最終的には正しい考えを持った者が勝者となり、社会はわれわれの犠牲に注目することとなるでしょう。そしてさらに、長い時間をかけてわれわれの政党が行ったことの価値が理解されるでしょう。」

問:「ビジネス界では深刻な意味でAKPとCHPとの連立政権に対する期待と要望があります。この件に関し、あなたに直接話をしてくる人はいますか?」

「ビジネス界や協会、組合、そして市民ら…あらゆる分野から連立政権に関する要望が届いています。」

問:「AKPとの会談が悪い結果となれば、つまり連立政権が失敗したならば遺憾に思われますか?」

「もちろん遺憾に思います。しかし、このことを思い出してください。われわれは連立政権について、われわれ自身の考えを正直に話して提示したのです。」

■国民の意志に対する軽視

問:「AKPとはただ新憲法の原則をめぐって連立政権を組まないおつもりですか?」

「トルコの基本的な問題は、憲法に基づいて多くの事柄を正しく導かないこと、そして予測可能な政策を追求しないことです。もしわれわれがAKPとの連立政権に向けた会談の提案を拒否していたら、『いや、われわれはあなたがたと会談はしない』と言っていたら、それは国民の意志を軽視したことになったでしょう。なぜなら、国民の意志は連立政権を指し示したからです。われわれも国民の意志に敬意を示します。民主主義には、同時にコンセンサス文化が必要です。これも非常に重要なのです。連立政権はAKPという観点からも難しく、CHPという観点からも困難です。AKPは13年間、この国を単独で指揮してきました。そして今、この13年間自身を批判してきた政党と団結せねばならない状況にあるのです。こうした難しさがAKPにはあります。われわれの観点からも困難はあります。13年間批判してきた政党と団結するのです。しかしこれは、単独であったとしても民主主義の発展という観点から非常に重要な貢献となります。」

■愚かさを露呈する

「早期選挙が行われたならば、政治の愚かさを露呈することになるでしょう。請求書をまたしても国民に突き出すこととなるのです。国民は投票し、自分自身で選択をしました。この選択に対して必要なことを行い、そしてこの選択に敬意を示すことは政党の義務です。われわれはこのスタンスと発言で、CHPとしてトルコを無政府状態にしないためあらゆる犠牲を払うと言いました。団結できず、政権を組むこともできない政党が、最初の選挙で責任を問われるべきです。」

■「ダヴトール首相は自由意志を行使できないように見える」

ケマル・クルチダルオールCHP党首は、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の態度について、以下のように見解を述べた。

「内閣を組閣することに対し、誰が任命されたでしょう?ダヴトール首相…その慣例的な方法は果たして適切だったでしょうか?しかし内閣をどのように組むかを、彼に任務を与えた慣例自体が干渉しながら発言しているのです。つまり、ダヴトール首相にはここで自由意志を行使できないという問題に陥っているのです。泰中国から干渉されているのです。国の頂点に座る人物が、民主主義を妨害する存在として前面に出てきています。今現在、最も大きな問題がこれです。」

ケマル・クルチダルオール党首は、アフメト・ダヴトール首相の民族主義者行動党(MHP)との連立政権に向けた会談に関するメッセージを以下のように評価した。「もちろん、MHPとも会談はできるでしょう。会談を行う権利もあります。慣例的な方法にも適しています。誰もなぜ会談を行ったのかなど言えません。MHPと連立政権を組むことも可能でしょう。(われわれとの連立政権よりも)より容易に合意し、協力できるでしょう…」

■90年代よりも甚大な請求額となるだとう

AKPがクルド問題の解決に向けて国民に希望を与えたと話すクルチダルオール党首は、さらに以下のように述べた。「われわれは、解決に向けて対処するのは議会であるべきで、社会的な合意をもってしてなされると発言しました。『単なる安全保障の措置ではこの問題を解決することはできない』と言ったのです。しかし今、またもや安全保障の措置をもって解決する方法が模索されています。このコストは90年代よりもさらに大きくなるでしょう。このコストについても遺憾の意を唱えます。国の貧困層、そして中間所得層の人々を生み出すことになるでしょう。貧しい子どもたちは互いを殺しあうことになるでしょう。」

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(翻訳者:指宿美穂)
(記事ID:38322)