対IS戦で死亡のYPG(人民防衛隊)13人の葬儀に許可
2015年08月04日付 Radikal 紙


シリアのロジャヴァでIS(イスラム国)と戦闘中、命を落としたドイツ籍1人を含む13人のYPG(人民防衛隊)戦闘員の遺体について、12日経った今日(4日)トルコ国内へ輸送される許可が下りた。

シュルナク県選出国会議員で国民の民主主義党(HDP)のファイサル・サルユルドゥズ議員の話によると、ロジャヴァ(シリアの北西部)でISと戦闘中に亡くなったドイツ籍1人、トルコ籍12人からなるYPG・HPG(共に人民防衛隊)戦闘員13人の遺体が今夜、ハブル国境門から入国する。

サルユルドゥズ議員は、シュルナク県のアリ・イフサーン・ス知事と今日夕方面会し、北イラクのクルディスタン自治政府の支配下にあるハリル・イ ブラヒム国境門に12日間待機させられている13人の遺体を今夜、トルコに入国させる許可が下りたことが知らされたと話した。

■「遺体は挑発行為の隙を与えずに埋葬されるだろう」

サルユルドゥズ議員は、「遺体はハブル国境門に待機する法医学協会の専門家による司法解剖が行われたあと引き渡されます。13人の遺体への司法解剖は、水曜日(5日)の昼までには終わると思われます」と話した。

またヒュッリイェト紙のギュルデン・アイドゥン記者の報道によると、サルユルドゥズ議員は、遺体は挑発行為の隙を与えずに、緊張を高めようとする者たちに利用させることなく引き渡され、故郷の地で埋葬されると話しているという。

■遺体はハブルから入国

北イラクのハリル・イブラヒム国境門に留め置かれていた13人のYPG戦闘員の遺体は、今晩遅くトルコに運ばれた。ハブル国境門から入国した遺体は、その場で司法解剖がなされたあと、近親者らに引き渡されるという。

シュルナク県副知事でハブル民政局のアリ・アルカン局長は、今回の件について必要な対応をとったとし、「遺体はハブルの門にあります。司法解剖のあと遺体を遺族に引き渡されます」とコメントした。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:38361 )