インジルリキ出撃の米機、ISの拠点を爆撃
2015年08月05日付 Hurriyet 紙


アメリカ合衆国とトルコの間で先月達した合意の後、昨日初めてインジルリキから出撃した米機はISのシリアにおける拠点であるラッカを攻撃した。空爆の前にチャヴシュオール外相は「近く、ISに対する包括的な戦闘を全て共に始めるであろう」と述べた。

トルコが先月ISに対する攻撃における使用許可を与えたインジルリキ空軍基地から昨日出撃した武装プレデターは、ラッカにあるISの拠点を攻撃した。信頼性のある情報筋は、シリアに対してアメリカ合衆国の空軍機によって行われた作戦は今後も続けられることを述べた。

アメリカ合衆国国防総省のスポークスマン、ローラ・シール氏は、米機がトルコから出撃してISに対して行った作戦に関するアナドル通信(AA)記者の質問に答えた。

シール氏は週末にアメリカ合衆国の無人機がISに対して行った作戦において、トルコから出撃したことを、しかしその期間の間、攻撃をしなかったことを思い出させ、「昨日、アメリカ合衆国は初めて無人航空機を使ってトルコから離陸し、ISを攻撃した」と述べた。

シール氏はこの任務は有司連合作戦がIS掃討名の下で行った作戦の一部分であることを明らかにした。

■戦闘が始まる

攻撃は、メヴジュト・チャヴシュオール外相はASEAN(東南アジア諸国連合)の第48回外相会議のために滞在しているマレーシアで行った発表の後に行われた。チャヴシュオール外相は昨日マレーシアにおけるアメリカ合衆国のジョン・ケリー国務長官との会談の後、インジルリキに関して「現在アメリカ合衆国と行われた合意に基づき技術的にインジルリキ空軍基地の使用が解放されることにおいて前進した。有人や無人の米機がインジルリキに到着し始めている。近く、ISに対する包括的な戦闘を共に始めるだろう」と答えた。

ペンタゴンは週末にわたりアメリカの無人機がインジルリキから出撃したことを表明した。

チャヴシュオール外相が行った発表でヌスラ戦線の組織が(トルコによって配置された)最初の訓練支援部隊が誘拐されたことに関して、訓練支援が重要であることを、しかしそれだけでは不十分であることや、土地における問題、ISとの戦闘においても、体制に対する戦闘においもそれでは不十分であろうことを述べたことを明らかにした。外相は、「我々は現在アメリカ合衆国と共にシリアにおける穏健な反体制派の者たちを教育していて物資を供給している。ISとの戦闘も短期間の内に始める予定だ。これに続いてISとの戦闘において、穏健な反体派の基盤はよりしっかりしたものになるだろう」と述べた。チャヴシュオール外相は「ISから得られた土地が望むと望まざるとに関わらず、自然の安全地帯となるであろうことを、そしてその地帯に穏健な反体制派は駐留するだろうことを」述べた。

■アメリカ合衆国が教育した反体制派:アルカーイダとは戦争しない

アメリカ合衆国が過激派組織を一掃するために訓練したといわれる反体制派は、アルカーイダのシリアにおける組織であるヌスラ戦線とは戦争をしないことを表明した。教育支援プログラムの最初の修了者らは、シリアに入国してから短期間の後にヌスラ戦線の標的となっていた。数日前に第30師団の名の下で行われた発表で「ヌスラ戦線とは戦わなかった。そしてこの後も戦わない」と述べられていた。しかしキリスを発って二週目にヌスラ戦線の攻撃を受けたこのグループの54名の兵士のうち、5名が死亡、31名が誘拐された。

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:38366 )