ターリバーン指導者ムッラー・オマルが死去〜パキスタン・アフガニスタン筋が明かす(1)
2015年07月30日付 Jam-e Jam 紙


 ターリバーン支配の暗黒の日々を何年にもわたって経験してきたアフガニスタン国民は昨日、これまでも幾度となく耳にしたことのある報道、すなわちターリバーンの指導者ムッラー・オマルが死去したとの報に接した。しかし今回のターリバーン指導者死去の報道には、これまでにはない真実味がある。

 昨日早朝に報じられたところによると、一部のパキスタン治安当局者がアフガニスタン当局に対し、ムッラー・オマルが2年前に死去していたとの情報を伝えたという。

 その後、アフガニスタン政府当局はこの情報について調査中であり、近く本件に関して説明を行うつもりだとの発表があった。その数時間後、アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領の報道官を務めるザファル・ハーシミー氏は、政府がこの情報を精査中であると表明した。

 ターリバーン側は今のところ、この情報を否定も肯定もしていないが、しかし同組織の報道官の一人は、本件について後ほど話をするつもりだと述べている。

 こうした中、カーブル発行の『エッテラーアーテ・ルーズ』紙はパキスタン治安筋の話として、「パキスタン当局はムッラー・オマル死亡の情報を正式に確認し、これを国民統一政府〔※現アフガニスタン政府のこと〕の関係者に伝えた」と報じた。

 〔アフガニスタンの〕ウフグ通信もムッラー・オマル死亡について伝え、「アフガニスタン大統領宮殿内のある筋が、ターリバーン指導者死去の情報を確認した」と報じている。

つづく


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( 翻訳者:SS )
( 記事ID:38407 )