エジプト:最大規模の天然ガス田を発見
2015年09月01日付 Al-Ahram 紙

■イタリアのエニ社:「シュルーク」ガス田は地域のエネルギー基盤を変える

【ミラノ・テルアビブ:諸通信社】

イタリアの「エニ」社のクラウディオ・デスカルツィCEO(最高経営責任者)が明らかにしたところによると、同社はエジプト地中海沖で最大規模の天然ガス田「シュルーク」を発見したと強調した。この発見は、エネルギーの安定に関わるゲームの根本を変えるだろう。

同CEOは、アメリカのニュース放送局CNBCでの発表において、以下の通り述べた。「この発見は、エニ社と戦略的関係にあるエジプトにとって最大級の価値を持つもので、既存の設備の大部分を使って、早急な生産の開始が可能になるだろう」。

イタリアの『ラ・レプッブリカ』紙に掲載された別の発表で、同CEOは、「エニ社はガス田の株式販売に関してオープンである」と述べた。これらの発表と同時に、エニ社の株価は、昨日の取引開始時には4%上昇した。

この間、イスラエルのエネルギー企業の株価は急落し、デレク・ドリリング社とアヴナー・オイル社の株価は13%以上、ラシュー・オイル社は18%下落した。

イスラエルのユヴァール・シュタイニッツ・エネルギー大臣は、すでに以下の通り明らかにしていた。「エジプトのガス需要を数十年にわたってまかなうガス田は、同国へのガス輸出を狙っているイスラエルに影響を与えるかもしれない」。

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( 翻訳者:須賀田三志朗 )
( 記事ID:38559 )