チュルケシュ副首相、MHPから除名
2015年09月05日付 Hurriyet 紙


副首相で民族主義者行動党(MHP)所属、アンカラ選出のトゥールル・チュルケシュ議員が、同党から除名された。チュルケシュ議員は、新内閣への入閣要請を受け入れ、副首相に任命されていた。MHPはこれを受けて、チュルケシュ氏の除名を求めて党紀委員会に送っていた。

MHP中央党紀委員会は、トゥールル・チュルケシュ議員の除名を決定した。投票は秘密投票で行われ、公開開票が行われた。トゥールル・チュルケシュ議員の同党からの除名は満場一致で可決された。また、チュルケシュ議員に弁解の機会は与えられないという。

MHP中央党紀委員会が副首相でMHP所属アンカラ選出のトゥールル・チュルケシュ議員の除名を決定したことが発表された。チュルケシュ議員が同党から除名されることについて、MHP広報部は文書で説明した。これによると、「MHPの党則第79条および81条に従って除名の罰則が科されるようにとの要望とともに中央党紀委員会に送られたユルドゥルム・トゥールル・チュルケシュ議員について懲戒手続きが行われ、2015年9月5日にその内容が審議された。審議の結果、秘密投票と公開開票によって投票および開票作業が行われ、MHPアンカラ県チャンカヤ郡所属ユルドゥルム・トゥールル・チュルケシュ議員に、民族主義者行動党党則78条4項(c)、(d)、(e)に基づいて本党からの『決定的な除名』の罰則が科せられることが、満場一致で決定された」という。

■バフチェリ党首:党紀委員会によるあらゆる手続きで非難の対象となりうる

暫定政府のトゥールル・チュルケシュ副首相は、昨日(4日)記者会見を行い、MHPからの批判に「私が副首相となったことで、私の所属政党であるMHPも与党となった。私が我が党を与党にしたのだ」と答えた。その後、昨夜MHPのデヴレト・バフチェリ党首から非常に厳しい説明が行われた。バフチェリ党首は、チュルケシュ議員の離党はMHPの票を失わせることになるかとの問いにも、「山に雀を1羽置いたとして、山は何かを得るだろうか?山から雀が1羽去っていったとして、山は何かを失ったことになるだろうか?これで説明できているだろうか」と述べた。

バフチェリ党首は、「誰も、どの党員も法に従わねばならない。党則に従わねばならない。党に従わねばならない。その党を愛する人々に従わねばならない。党規、党則に従わない者は、党紀委員会によるあらゆる手続きで非難の対象となりうる。今後あなた方も目撃することになるだろう」と話した。

■「私を党から追い出すことは誰にもできない」

トゥールル・チュルケシュ議員は、8月29日にミッリイェト紙のルポで、MHPからの除名を求める訴えに関して、次のように述べた。「バフチェリ党首は選挙の際私をリストに挙げないかもしれない。副党首職を解くこともできる。しかし私をMHPから追い出すことはできない。MHPは私の父の党である。MHPは私にとって唯一のものだ。民族主義者行動党は私のすべてだ。私を党から追い出すことはだれにもできない。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:38597 )