ダールジャPKKテロ、夜半に抗議の声
2015年09月07日付 Milliyet 紙


ダールジャからの悲報の後、トルコ国内の至る所で「対テロ反発」のデモ行進が行われた。デュズジェでは、ハッキャーリ県のダールジャでPKKテロ組織による攻撃で殉職者がいることを知った若者たちが町の中心で50台の車を使って車列をつくり、アタテュルク像の前に集まり、テロ行為への反発の意を示した。

デュズジェ郡アジジイェ地区に住む若者たちはダールジャで発生したテロ攻撃で殉職者がいることを知り、テロ行為への反発の意を示した。およそ50台の車列を作った若者たちはクラクションを鳴らしながら、記念公園の広場へとやってきた。アタテュルク像の前でトルコ国旗を片手に集まった若者たちは敬礼をし、「独立行進曲」を歌った。PKKテロ組織に対する反発を示した若者たちは「殉職者たちが不滅、祖国は不断」というスローガンを叫んだ。


■スィヴァス県で殉職者のための祈り

スィヴァス県ではアルペレン右派勢力とウルキュ右派勢力のメンバーが、ハッキャーリ県で起きたPKKのテロリストによる軍隊への爆破攻撃に対して抗議した。

ハッキャーリ県のユクセコヴァ郡での攻撃による殉職者と負傷した軍人らの存在を知ったスィヴァス県のウルキュ右派勢力のメンバーらは夜中に通りへと溢れ出た。大きなトルコ国旗を掲げながら、イノニュ大通りでデモ行進を始めたグループは、反PKKの様々なスローガンを叫んだ。革命50周年記念交差点で国歌を歌ったグループはその後スローガンを叫びながら街の広場へと進んだ。

グループへは、通りがかりの車(に乗った人)や、何人かの住民は家のバルコニーから拍手により支援した。街の広場で約250人のグループを代表してメディアに向け会見を行ったアルペレン組織県代表のビラル・ユルドゥム氏は「連体と協調」というメッセージを述べる一方、「夜のこの遅い時間、皆が家で横になってテレビの前で殉職者のニュースを「ああ…」と言って見ている日々の中で、ただ我々、国家主義者だけが声をあげている。ここから輝かしい国民へ次のような呼びかけを行おう。あの山で殉職したものの中にはAKP(公正発展党)、BBP(大統一党)、MHP(民主主義者行動党)を支持している人々もがいる。つまり、この祖国の子供たちがいるのだ。政治的目的や地位への願望のためにこの輝かしい国家の人々を互いに傷つけ合わせようとするものたちへ、ここから明確な返答をしよう。私たちはお前たちの罠にははまらない、と」と述べた。グループは記者会見の最後に殉職者のために祈りを捧げた。

■ガーズィアンテプでも通りで抗議運動

ガーズィアンテプではウルキュ右派勢力のメンバーによってテロに対するデモ行進が行われた。手にトルコ国旗を持ち、夜中にオルドゥ通りに集まったウルキュ右派勢力のメンバー30人はガーズィアンテプ軍宿泊所の前で国歌を歌った。群衆はその後スローガンとともにイノニュ通りまで行進した。運転中の運転手たちもクラクションを鳴らして支援をしたこの行進は、しばらくしたあと解散した。この時警察は想定される衝突に対してHDP県本部の警備を行っていた。

■テロへの反発のため娯楽施設が閉鎖

ダールジャで起こったテロ攻撃のあとムーラ県フェティイェ郡にある観光娯楽施設は経営者らの意見の一致をもって夜に閉鎖された。フェティエ郡のオルデニズとオヴァジュク地区にある400の娯楽施設とレストランがハッキャーリ県からの殉職者のニュースのあと昨日23時以降閉鎖されている。経営者たちは娯楽施設とレストランにトルコ国旗をかけた。経営者のうち数人はドアに「テロ事件への抗議の意をもって一晩中、閉店します」との言葉を添えた。

■観光客は情報入手を試みた

観光のために、ヒサロニュバー通りにやってきた観光客らは娯楽施設が閉まっているため驚いた。観光客らは従業員からなぜ早い時間に店を閉めたかに関する情報を得ようとしていた。


■「服喪を決めた」

ヒサロニュバー通りにあるバーを経営するサリヒ・ビュユクコジャ氏は昨晩の殉職者のニュースを受けて店を閉めることを決めたと語った。オルデニズとヒサロニュにある400の店の意見の一致を得たと説明するビュユクコジャ氏は「軍人、警察が殺されているなら、私たちがここで楽しむ意味などない。今晩、われわれは喪に服す。今晩私たちの施設はまずアルコールの販売と娯楽を取りやめた。その後完全に閉鎖した。」と述べた。


■私たちは違った目で見られている

ヒサロニュバー通りの露店でメディエ貝を売るメフメト・コルタクさんはディヤルバクルからフェティエに働きに来ていることと自身がクルド人であることを話した。バーなどと同時に露店を閉めたコルタックさんは殉職者のニュースが自分たちにもとてもショックだと話した。南東アナトリアで起きている出来事がフェティエ地区でも自分たちにも影響すると語るコルタックさんは「私もクルド人だ。殉職者のニュースの後ここでわたしたちは以前と違った目で見られている。私たちはここへ生活のためにやってきた。殉教者殉職者のニュースを大変気の毒に思っている。結果として、命が失われている。家族が失われている。これに対して「やめろ」という声が必要だ。クルドの人々も、その(やめろ、という)声を支持する必要がある」と話した。

■ゾングルダク県でもテロに対する反発行動

エレイリ郡では、PKKのテロリストらがハッキャーリ県のユクセコヴァ郡で手術軍事作戦に向かう軍人たちを攻撃したことに対する抗議がなされた。夜中にアタテュルク像の前に集まった群衆はトルコ国旗をかかげた。MHP郡長のタラト・シェケル氏の演説のあと、攻撃によって殉職した軍人のためにコーランが読まれ、祈りが捧げられた。グループはそのあとスローガンとともに攻撃に対する講義抗議を行った。群衆はしばらくスローガンを叫んだあと、何事もなく解散した。


■テロへの反発のために集まった

イズミルのオデミシュ郡に集まった1グループの市民は、ハッキャーリ県のダールジャ郡でPKKのテロリストによって行われた爆破攻撃に対する反発運動を行った。ハッキャーリ県で起きたテロ攻撃で多数の軍人が死んだり負傷したことに対して反発の意を示すため、CHPオデミシュ郡長のナザン・ドンメズ氏とCHP青年部長メフメト・ダラル氏は市民とともにアタテュルク像の前に集まった。ダラル氏は「すべての市民そしてオデミシュの市人が明日の夜、火曜市で殉職者のために行われる運動デモ行進にトルコ国旗をもって参加することを望んでいる。ハッキャーリ県のダールジャで殉職した、一人の士官を含む全軍人のためにここで集まっているのだ。すべてのNGO、政党が、明日18時に火曜市にトルコ国旗とともに集まって殉職した軍人のために一緒に反発の意を言葉にするために行進することを望んでいる。このため、ここに集まった」と述べた。

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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:38602 )