トルコの博物館、ベスト10
2015年09月11日付 Hurriyet 紙
アンタリア考古学博物館
アンタリア考古学博物館

アナトリアは、地理的にまるで一つの生きた博物館である…。ヒッタイトからギリシャ人まで、ビザンツからオスマンまで…300を超える博物館がある。あなたがたのために最も良い10の博物館を選びました。我々の審査員の多くが一番に選んだのがガーズィアンテプにある‘ゼウグマ・モザイク博物館’であった。

1. ゼウグマ・モザイク博物館
国内外の観光客たちが強い関心を見せる博物館で、有名なモザイク画「ロマの少女」、マールスの彫像、ローマ時代の噴水、そして2千年前のモザイク画がある。モザイク画が飾られている場所の総面積は1700平方メートルもある。この点において、世界で最も大きいモザイク博物館として記録された。エルトゥールル・ギュナイ氏は次のように言っている。「ディスプレイや配置において、ゼウグマは世界水準であり、さらにそれを越えた。」

2. イスタンブル考古学博物館
100万を超える展示品によって世界最大の博物館の一つである。1891年に帝国博物館として開かれた。北アフリカ、バルカン、メソポタミア、アナトリア、そしてアラビア半島から出土した作品が展示されている。

3. アナトリア文明博物館
歴史的なメフメト・パシャバザールとクルシュンル・ハンにある。旧石器時代から今日に至るまでの作品がある。ネジュミ・カルル氏はこの場所について、「アナトリアでできた全ての文明を見るためには必ず見なければいけません」と言っている。

4. トプカプ宮殿
オスマン帝国が400年の間世界を支配した統治の中心である。イルベル・オルタイル氏は、「すべての人は、濃密な歴史を持つ地域である歴史半島にあるトプカプ宮殿とアヤソフィアを必ず見る必要がある」と言っている。

5. バクシ博物館/バイブルート
ヒュサメッティン・コチャン教授によって設立された。2014年欧州議会博物館賞を受賞した。160人もの芸術家の作品が展示されている。サッフェト・エムレ・トングチュ氏は「世界にある最も珍しい博物館の一つ」だと述べている。

6. アンタルヤ考古学博物館
この町はただ海と砂と太陽だけでできているのではない。彫刻が多く所蔵されているこの博物館では‘疲弊したヘラクレス’と‘踊り子の像’が有名である。またモザイク画や石棺、神々の間、イコンなどがある。

7. チョルム博物館
ボアズキョイ、アラジャホユク、オルタキョイ、エスキヤパルのような、発掘が今も続いている地域で出てきたヒッタイトの作品が展示されている。博物館にあるヒッタイトの馬車を模したシミュレーターによってヒッタイトの都市を周ることができる。

8. アヤソフィア博物館
昔のイスタンブルの中心にユスティニアヌス帝によってキリスト教世界の最も巨大な教会として537年に建設された。イスタンブルの征服によってモスクに改築されたが1935年に博物館になった。

9.イスタンブル近代美術館
現代美術の展示品を備えた最初の博物館である。2004年に設立された。特別展と常設展のそれぞれのフロア、写真ギャラリー、図書館、レストラン、ミュージアムショップによってサービスを提供している。

10.ブルサ市博物館
地下ではブルサの歴史、1階では街の娯楽、食文化、ハジヴァトとカラギョズの物語を知ることができる。ファールク・ペキン氏は「街の博物館のお手本となるつくり」だと述べている。

審査員
エルトゥールル・ギュナイ(元文化観光相)
イルベル・オルタイル(歴史家)
ネジュミ・カルル(イスタンブル大学准教授)
ペリン・バトゥ(歴史家、詩人)
サッフェト・エムレ・トングチュ(ヒュッリイェト紙トラベルライター)
ニライ・オルネキ(ジャーナリスト)
ファールク・ペキン(フェスト・トラベル社長)
ブケト・ウズネル(作家)
アフメト・ゼキ・アパル(観光ガイド協会(TUREB)会長)
べディア・ジェイラン・ギュゼルジェ(ジャーナリスト、作家)

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( 翻訳者:岡田咲月 )
( 記事ID:38649 )