シリア難民パニックの欧州各国からトルコ訪問相次ぐ
2015年09月19日付 Milliyet紙

欧州連合(EU)は、3年間十分に気に留められてこなかったシリア人難民問題に対して、不法移民の流入がヨーロッパに向けられたことに対する態度の変化を取り上げ、これらのメッセージをトルコ政府に伝えた。
シリア人難民がギリシャ・ブルガリア国境に押し寄せていることと、エーゲ海の不法移民通過の増加を受けて、この2日間でヨーロッパから3カ国の外相がアンカラに重要な訪問を行った。シリア国内に安全な場所を形成するというトルコの主張を支持する方向でEUから送られたメッセージも注目を引いた。

■シリアはアフリカを追い抜いた

シリアにおける内戦から逃れトルコに避難した人数は、200万人に達した。トルコがこの4年間でこれらの難民のために行った出費はというと、およそ70億リラだ。シリアは、ヨーロッパに向かう移民問題において今年夏季の進展によってアフリカさえ追い抜き、重要な難民排出国となった。

■大きな負担がトルコの背に

シリア出身の移民問題の最大の負担はトルコに課せられている。
首相府災害危機管理庁(AFAD)や軍警察、沿岸警備隊は世界に人権を教える活動を無償で行っている。エーゲ海で今年トルコの治安部隊によって押さえつけられている不法移民は5万4000人だけだが、一方でその不法移民たちが救われたと言っていることも、トルコがこの問題に対し人道の観点から賞賛に値する態度を実証しているということを十分に公的に示している。

■EUを代表して訪問

夏季にトルコのシリア人難民の一部がヨーロッパに違法な方法で向かったことは、EUの国々に動揺を産んだ。
シリア出身の不法移民が、陸と海からヨーロッパに向かった後、2日間で3カ国の外相がアンカラを訪問したことも注目すべきだ。
スィニルリオール外務次官は、今日(18日)にまずはルクセンブルクのジャン・アッセルボーン外務・欧州担当・移民大臣と会談した。会談は大臣間、代表団間ともに行われた。この会談の重要性を増した問題は、ルクセンブルクがEUの現役議長国であることだ。つまり、ルクセンブルクの外相は同時にEUを代表して、スィニルリオール外務次官と会談したということになる。
スィニルリオール外務次官は、この会談でEUに詳細なメッセージを伝え、「移民問題のための我々への協力を歓迎する。しかしまずシリアにおける政治的問題と内戦を終わらせなければならない」との見解を述べた。 そして、この問題が解決されなげれば不法移民問題は解決できないと述べた。
アッセルボーン外相が、シリア国内の特定の地点に安全な地域を作るというトルコの主張を支持したことも注目を集めた。
アッセルボーン外相は、EUの国々が現段階で受け入れる追加の移民の数は4万人であると発言した。

■ドイツ外相も訪土

スィニルリオール外務次官の18日の2人目の客は、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイアー外務大臣となった。この訪問の重要性は、国際的なバランスの中におけるドイツの位置と、ドイツが移民による影響を最も受ける可能性を持っていることに注目するだけで十分に明白だ。
シュタインマイアー外相は、トルコのシリア人難民問題における態度を賞賛した。外相は、この問題が国連難民高等弁務官事務所と同時に、ドイツが議長国を務めるG7の議場にも持っていくと述べ、「EUは難民を保護する国々に対する支援について議決を取りつつある」と延べた。
ドイツ外相は、前日17日にレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領にも迎えられていた。

■オーストリア外相も訪土

今日19日のトルコの客は、難民による影響を受ける国の1つであるオーストリアのセバスチャン・クルツ外務・欧州・統合大臣であった。オーストリア外相は、スィニルリオール外務次官との会談の後アフメト・ダヴトオール首相とも会談した。

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:38701)