モロッコ:8カ月で海外取引420億ドル
2015年09月19日付 al-Hayat 紙
カサブランカ港で輸出を待つコンテナ(al-Hayat)
カサブランカ港で輸出を待つコンテナ(al-Hayat)

■モロッコ、8カ月で海外取引420億ドル

【ラバト:ムハンマド・シャルキー】

国際市場での価格下落による利益とEU市場での輸出への需要増加により、モロッコの貿易収支は三期連続で成長した。これにより外貨準備は増加し、これは6か月分の輸入品やサービスによる収益を上回る。また、今年8か月間で外国為替総額は3,900億ディルハム(420億ドル)に上昇した。

海外取引管理局によると、海外取引において、輸出額は6.6パーセント増加して1,430ディルハムに、一方輸入額は2,460億ディルハムに減少した。その結果、原油購入は約30パーセント低下し、小麦の輸入も28パーセント低下した。

エネルギーと食糧の収支差額は合わせて、当初964億ディルハムと見積もられていたが、660億ディルハムであった。これは、生活必需品であるそれらの輸入品のコストが3分の1低下したことを意味する。この背景には、一つに、モロッコが年間1,100万トンを輸入している石油の価格が続いていることがある。またもう一つに、農業生産の改善と、今期の生産量が1,100トンであった小麦の購入を300万トン以下に減らしたことがある。

(後略)

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( 翻訳者:増澤奈央 )
( 記事ID:38704 )