酸による復讐(4)
2015年09月02日付 Jam-e Jam紙

--- これまで酸かけ犯は、大抵の場合男性でした。ところが、ここ数年、女性がこの犯罪に手を染めるケースを私たちは目にするようになりました。女性がこのような犯罪分野に進出した原因は何なのでしょうか。

この問題の原因の一つは、家庭内で起きている様々な問題にある。妻が夫の裏切りに遭ったにもかかわらず、何も仕返しが出来ないと、彼女は時が経つにつれて無力感を覚えるようになる。どうにかして仕返しをし、力を見せつけたいと考えるようになる。こうして、彼女は酸かけを〔仕返しの手段として〕選択する可能性が出てくるのである。というのも、夫ないしは意中の人物に仕返しができると同時に、それは考えられるもっとも簡単な方法でもあるからだ。

--- 酸かけを行った人間に対して〔被害者がキサース(同害報復)刑を要求せずに〕赦しを与えてしまうことが、この犯罪を助長しているということはないでしょうか。

非常に多くの要因がこの犯罪に影響しており、どの要因も重要で、その一つ一つに真実味もあれば、法的側面もある。すべての酸かけ事件に単一の処方箋を書き、「酸かけ犯は皆赦すべきだ」とか「全員罰するべきだ」などと言うことはできない。

一部のケースでは、酸かけの被害に遭った人にこそ過失が認められることもある。故に、この疑問に厳密な回答を与えることはできない。ただ、私もある程度はあなたの疑問に同意するし、この犯罪は人びとにとって普通のことであるかのように思わせてはならないと思う。彼らがこうした行為に手を染めるのを、常に阻止するようにしなければならない。

--- 酸かけの被害を受けた人は、どのような心理的な困難と闘っているのでしょうか。

このような人たちはまず何よりも、〔現実に対する〕拒絶の感情を抱く。その時、彼らは自分にいったい何が起こったのかを信じることができず、状況を受け入れるようとしない。その後、何事にもけんか腰の姿勢を取るようになり、自分が抱えている困難の責任を、あらゆるものに転嫁する。すべての物事、すべての人に不満を抱き、誰とでもけんかを始めてしまう。

時が経つにつれて、職を失ったり、それまでの自分の生活の位置を失うことで、鬱状態に陥り、家に引きこもるようになり、世の中すべてを悲観し、自信を失うようになる。

しかし、状況が変わらないことで、少しずつそれを受け入れ、生活を続けていくようになる。というのも、それ以外にできることはないもないからだ。

--- 社会でこの犯罪を減らすためには、どのような対策が可能でしょうか。

メディアは国民を間接的に教育し、互いの権利を尊重するよう、彼らの意識に働きかけるべきだ。この教育はこの点で、間接的でなければならない。なぜなら、社会の人びとが酸かけ事件の統計を知ってしまうと、〔最初は〕恐怖に陥り、時間が経つにつれて、彼らにとってこの犯罪が普通の出来事になってしまうからだ。


Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
この記事の冒頭に戻る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:8410068)
(記事ID:38739)