ユルドゥズ財閥、コラ・トゥルカ等を日本のダイドードリンコへ売却
2015年09月26日付 Radikal 紙


傘下ににウルケル食品も収めているユルドゥズ・ホールディングが4ヶ月の後に重要な売却決定をおこなった。ユルドゥズ・ホールディングは、傘下の飲料ブランドのコラ・トゥルカ、チャムルジャ・ソーダ、サカ飲料を日本のダイドードリンコに売却すると決定した。

傘下にウルケル食品も収めているユルドゥズ・ホールディングが4ヶ月の後に重要な売却決定をおこなった。ユルドゥズ・ホールディングは、傘下の飲料ブランドのコラ・ トゥルカ、チャムルジャ・ソーダ、サカ飲料を日本のダイドードリンコに売却すると決定した。ユルドゥズ・ホールディングの情報筋はHurriyet.com.trに行ったコメントで売却決定を認めた。
同・ホールディングは今年5月に傘下のアク食品をフランスの食品巨大企業のラクタリス・グループに売却したが、また新たな売却決定を行った。
売却価格は3億3500万トルコリラ相当で合意したと述べられている。
ムラト・ウルケル氏が取締役会長を務めるユルドゥズ・ホールディングは、主要事業であるスナック菓子の分野に焦点をあてる取り組みのなかで、飲料企業のデッラ食品 (コラ・トゥルカ) 、バハル飲料とイルク・メヴスィムフルーツジュース販売の株の90%を日本の飲料企業、ダイドードリンコに売却する決定を行ったと発表した。

■日本企業側のインターネットサイトから発表

ダイドードリンコの公式サイトで行われた発表では、日本企業がユルドゥズ・ホールディング系列の飲料メーカー株の90%の購入手続きを完了したと伝えられた。
日本企業の発表ではユルドゥズ・ホールディングが世界でも第3位のビスケットメーカーで、世界第10位のチョコレートメーカーであると述べられた。
同ホールディングは昨年11月にユナイテッド・ビスケット社を買収し世界第3位のビスケットメーカーになったが、主要事業であるスナック菓子分野に焦点をあてた取り組みを続けている。再編成のなかで、ユルドゥズ・ホールディングの飲料企業のデッラ食品、バハル飲料とイルク・メヴスィムフルーツジュースの株の90%を、3億 3500万トルコリラ相当で日本の飲料企業ダイドードリンコに売却する決定を行った。 

■トルコの運営は続いていく

株売却後も、各社はトルコでの運営を続けていく。コラ・トゥルカ、チャムルジャ、サカ飲料、サニー、マルタナ、エスキパザル、フローレス、リンク社はダイドードリンコ傘下で消費者に商品を提供し続けていく。

■2003年に市場参入

2003年6月にトルコで市場参入したコラ・トゥルカの製産はサカリャ県アクヤズ郡で行われていた。コラ・トゥルカの市場参入により、コカコーラとペプシとともに第三位の大手メーカーも市場参加することとなった。コラ・トゥルカの初CMにはハリウッドスターのチェビー・チェイスが出演した。同社の連携する企業経営陣にはムラト・ウルケル氏とともにムスタファ・ラティフ・トプバシュ氏も参加している。

■トルコの最古参

売却決定内に含まれる会社の一つにチャムルジャ・ソーダがあり、トルコ最古参の食品メーカーの一つであると知られている。エルクリ・カルデシュレリ氏がチャムルジャ・ソーダとしてイスタンブルで初のソーダ製産を、1946年にカドゥキョイで実現した。メーカーにとっての最盛期は1950~70年である。 その後工場をアダパザルに移したチャムルジャ・ソーダにとって、苦難の過程がこの時代の後発生した。1999年の大地震で工場は大損害をうけ、チャムルジャ・ソーダのオーナー陣は施設をウルケル食品に売却する決定を行った。

■40年前に設立

日本の大手飲料メーカーのダイドードリンコは1975年に設立され、日本の飲料市場の最重要企業の一つだ。同社は自動販売機大国として知られる日本で、280万を超える自動販売機を含んだ巨大販売網によって消費者に様々なソフトドリンクを提供する会社であり、この分野で第3位に位置している。ダイドードリンコ内には大同薬品工業株式会社という名の、日本市場有数の飲料メーカー企業とともに、株式会社たらみという名の(子会社が)業界のリーダーとしてドライフルーツジャムや菓子のメーカーとしてある。同グループの企業の製品は、自動販売機を通して販売されている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:38751 )