ヴァン地震、倒壊ホテルオーナーに禁固刑
2015年10月01日付 Radikal 紙


2011年11月9日のヴァン地震で倒壊し、24人が死亡したバイラム・ホテルをめぐる裁判に結論が出た。ホテルのオーナー、テヴフィク・バイラム容疑者に15年6か月20日の禁固刑が宣告された。

 2011年11月9日に発生した2回目の地震で倒壊し、24人が死亡したバイラム・ホテルをめぐる、ヴァン第二重罪裁判所での裁判に判決が出た。ホテルのオーナー、テヴフィク・バイラム容疑者に15年6か月20日の禁固刑が言い渡された。

 2011年10月23日にヴァンで発生したマグニチュード7.2の地震の後、同年11月9日に発生したマグニチュード5.6の地震で、建物25棟が倒壊し、バイラム・ホテルも倒壊した。倒壊したホテルでは、ドアン通信の特派員、セバハッティン・ユルマズとジェム・エミールを含む 24人が死亡した。ヴァン第二重罪裁判所で行われた裁判でホテルオーナーのテヴフィク・バイラムには、「故意の過失で1人以上が死亡する要因を生んだ」罪により、11年1か月10日の禁固刑が宣告された。最高裁判所第十二刑事小法廷は、「行為の重大さと死者の多さ」を理由に、ホテルオーナーのテヴフィ ク・バイラムに言い渡された刑が軽いとし、地方裁判所の決定を棄却した。最高裁第十二刑事小法廷は、テヴフィク・バイラムの弁護団が行った破棄決定への不 服申し立ても却下し、裁判をヴァンに差し戻した。

■判決下る

 決定が破棄された後、今日、七回目の公判が第二重罪裁判所で開かれた。公判にはテヴフィク・バイラムもテレビ会議で出廷した。テヴフィク・バイラムは、 ホテルの倒壊と人々の死には動揺し、故意ではなかったと述べ、釈放を求めた。一方、弁護団も、バイラムの健康状態で刑務所に収監するのは適切でないと述べ、バイラムの釈放を求めた。裁判所は請求を聞いた後、判決を言い渡した。

 裁判所は、ホテルオーナーのテヴフィク・バイラムに「故意の過失で1人以上が死亡する要因を生んだ」罪により、15年6か月20日の禁固刑を宣告し、引き続き拘留することを決めた。

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( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:38791 )