イラン石油省国際問題・商務担当次官「日本はイランからの石油輸入増加を歓迎」(3)
2015年09月10日付 Mardomsalari 紙


 同氏はイタリア使節団のイラン訪問についても、次のように述べた。

イラン石油相はイタリアの閣僚2名と実り多き会談をおこなった。この会談にはEni社〔※イタリアの石油・ガス企業〕の代表取締役も同席していた。一部の開発・精製プロジェクトでの双方の関与のあり方が、重要な議題の一つとして双方の閣僚の間で話し合われた。

 同氏はまた、日本からの使節団の訪問にも触れ、次のように述べた。

イラン石油相は、日本企業による協力の歴史を踏まえ、これらの企業がイランの石油プロジェクトで活躍した時代から10年の歳月が過ぎているにもかかわらず、いまだに日本企業の多くの重役たちの名前を覚えていた。このことは、最近の協議に出席した現在の重役たちの注目と関心を大いに惹いていた。

 アミール・ホセイン・ザマーニーニヤー氏はまた、「過去を振り返るならば、日本企業のイラン石油産業における仕事ぶりはきわめて健全で、約束をよく守るものだったことが分かる。このことはイラン石油相の話した内容にもよく表れている」と語った。

 同氏はまた、

もちろん、日本は慎重な国であり、西洋による対イラン制裁が行使されるとすぐに、同国の企業はイランを去ってしまった。しかしイランは、制裁が科されていた時代に我が国を見放した国々に復讐をしようなどとは考えいない!そうではなく、これからは〔各国と協力して、〕自国の利益にもとづき、技術の国産化と世界標準によるプロジェクト管理に向けて前進しようと考えているのである。協議の中で、日本側は最大35万バレルまでイランからの石油の輸入量を増やすことに、強い関心を表明していた。

 と付け加えた。

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( 翻訳者:MJ )
( 記事ID:38825 )