平和集会参加のCHPマラティヤ青年部11名も犠牲に
2015年10月10日付 Radikal 紙

今日(10月10日)、アンカラ駅で起こったテロで、共和人民党(CHP)マラティヤ青年部のメンバーも命を落としたことがわかった。 CHP青年部代表のイルファン・イナンチ・ユルドゥズ氏は、テロで亡くなったCHP支持者の若者たちを、「血を流さずに空を眺めることを求めたCHP青年部のメンバー、11人の仲間が星になるのを見送った」という言葉でしのんだ。

今日(10月10日)、アンカラ駅で起こったテロで、CHPマラティヤ青年部のメンバー11人が命を落としたことが分かった。CHP青年部代表のイルファ ン・イナンチ・ユルドゥズ氏は、テロで亡くなったCHP支持者の若者たちを、「血を流さずに空を眺めることを求めたCHP青年部のメンバー、11人の仲間 が星になるのを見送った」という言葉でしのんだ。

今日(10月10日)、アンカラで行われた平和ミーティングで起こった爆破テロで命を落とした人の身元が明らかになり始めた。CHPマラティヤ青年部で行 われた会見によれば、テロで亡くなった人々の中に、CHPマラティヤ青年部の11人の若者も含まれている。亡くなった人のうち、8人の名前は以下の通りである。

ギュルバハル・アイデニズ
ギョズデ・アスラン
エレン・アクン
メフメト・アリ・クルチ
ウムト・タン
オヌル・タン
カスム・オトゥル
ジャンベルク・バクル

■血を流さずに空を眺めることを求めた若者たち…

アンカラで昨日起こったテロで、CHP青年部の11人の若者も命を落とした。CHP青年部代表イルファン・イナンチ・ユルドゥズ氏は、テロで亡くなった CHP支持者の若者たちを、「血を流さずに空を眺めることを求めたCHP青年部のメンバー、11人の仲間が星になるのを見送った」という言葉でしのんだ。 ユルドゥズ氏は、ヒュッリイェト紙に行った会見で、テロで亡くなった人々の中にCHPマラティヤ青年部のメンバーがいること、アンカラでのミーティングに参加するためにマラティヤから合計18人が訪れたことを述べ、以下のように続けた。

■「マラティヤから18人が向かった。11人が死亡、4人が重傷」

「マラティヤから合計18人が向かった。11人の仲間が亡くなった。4人の仲間も重傷である。その内2人は、昨日、手術を受けた。3人の仲間は、テロが起こった時に、水を買うなどのためにグループから離れていたため、事件の被害に遭わなかった」

■「今日と明日、葬儀を行い、明日以降は呼びかけを行う」

イルファン・イナンチ・ユルドゥズ氏は、昨晩中、亡くなった若者の家族に状況を伝え、何人かの遺体が昨晩マラティヤへ運ばれ、残りの遺体も今日運ばれるであろうとし、以下のように続けた。

「直近で、11人の仲間を失った。11人を平和と民主主義の途上で失った。早急に、マラティヤへ遺体を運び、埋葬する。家族と行動を共にする。明日以降、トルコの全ての青年組織に呼びかけをする。これは私たちの組織についてではない。他の組織にも亡くなった多くの若者がいる。全員でアンカラでのこ の件の犯人が判明するよう、大規模なデモをするための呼びかけをする。」

■クルチダルオール氏と自撮りをした

ユルドゥズ氏は、マラティヤ以外のCHP組織からもテロ現場へ参加することが計画されていたこと、結果としてアンカラへ最初に到着したグループの一つであるマラティヤのグループが、テロが行われた現場に早く着いたため、死者を出てしまったと説明した。テロが行われたミーティングは、「平和・民主主義・労働ミーティング」であったとしたユルドゥズ代表は、「CHPは、平和と民主主義に敏感な組織である。若者たちは、特に敏感なのだ」と続けた。

■クルチダルオール氏と自撮りをした

CHPマラティヤ青年部は、党首のケマル・クルチダルオール氏が2015年6月3日にマラティヤで行った選挙ミーティングに積極的に参加した。ミーティングの後、クルチダルオール氏が街を出る直前に空港で一緒に自撮りをした。クルチダルオール氏との全員での自撮りの他に、個人として自撮りをしたマラティヤのCHP支持者である若者のうち、1996年産まれのエレン・ケスキンも、昨日のテロで亡くなった人の一人である。

■「暴力を受けたのだ、国民よ、私たちを忘れないでくれ」

アンカラでの爆破テロで命を失ったCHPマラティヤ青年部メンバーのエレン・アクンは、今年、ウール・ムムジュの追悼のために行われたイベントで、ムム ジュの「暴力を受けたのだ、国民よ、私たちを忘れないでくれ」という言葉を読んだ若者たちのひとりであったことが分かった。ウール・ムムジュの追悼のために行われ、CHP所属の国会議員であるヴェリ・アーババ、イルハン・ジハネル、バルシュ・ヤルカダシュ、新聞記者のイスマイル・サイマズが参加したパネルディスカッションの直前にCHP青年部の発表が行われた。この発表で、ウール・ムムジュの「暴力を受けたのだ、国民よ、私たちを忘れないでくれ」という名の作品が一節ずつステージで読み上げられた。ステージでこの一節のうちの一か所を読んだのが、爆破テロで亡くなったエレン・アクンだった。

アンカラの鉄道駅交差点で起こったテロ事件で命を失った95人の中に含まれるCHPマラティヤ青年部のメンバーが、クルチダルオール氏と撮った最後の写真が共有された。CHP広報部は、クルチダルオール氏が6月3日にミーティングで訪れたマラティヤで、その中にアンカラでのテロで命を失った人々も含む青年部のメンバーと空港で分かれる前に撮った写真を拡散した。写真には、VIP旅客搭乗口で多くの若者がクルチダルオール氏と写真を撮る姿が写されている。

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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:38887 )