アンカラ爆弾テロ、詳細が徐々に明らかに・・
2015年10月11日付 Hurriyet 紙


アンカラ駅前で起きた卑劣なテロ攻撃により95名が死亡し、246名が負傷した。アンカラ駅前で午前中に起きたこの爆発テロは、2人の自爆テロ犯が金属球によって強化されたTNT爆弾を爆発させたことによって起きたことがわかった。爆発テロに関して会見を行ったアフメト・ダヴトオール首相は、「2人の自爆テロ犯がいたという強い状況証拠が残っている」と発表した。同首相は、「この数日で、アンカラで1人、そしてイスタンブルで1人、計2人の自爆テロ未遂犯を逮捕していた」とも伝えた。

首相府コーディネーションセンターで行われた会見では、アンカラで起きた爆発テロの結果95名が死亡し、48名の重傷を含む246名が病院で治療を受けていることが発表された。さらにこの会見では、今回のテロ事件で亡くなった52名の氏名も公表された。

警察関係者から得られた情報によると、様々な市民団体によって組織された「労働、平和、民主主義集会」に参加するため首都に集まってきた人々の集合場所であった駅前で起きた爆発テロの後、アンカラ県警事故現場調査局のスタッフによる現場検証は、現在も続いているという。

警察によって規制線が張られた現場内で最初に行われた現場検証では、今回のテロ攻撃には金属球によって補強されたTNT爆弾が使用されたことが判明した。死亡者の中に2人の自爆テロ犯と思われる遺体が残っていたこと、そして身元判明に向けた取り組みが現在進行中であることが伝えられた。

警察関係者らは、爆発が起きた場所や、その周辺に設置されていた交通監視用カメラ(MOBESE)、並びに治安対策監視カメラの記録を収集し、それらの映像を詳細に検証すると発表した。

さらに、今回のテロで使用された爆弾の形状や爆薬の使用量がスルチで起きた爆発で使用されたものと類似していることも警察関係者によって明らかとなった。

一方で、メフメト・クルチラルアンカラ県知事やアンカラ県警のカドゥリ・カルタル長官も事件現場へ赴き、現場での取り組みについて情報を得た後、自身も検証作業に参加した。

■自爆テロという疑い

今回のテロ攻撃が自爆テロ犯によるものかどうかという問題や、テロ攻撃を行った者たちがどの組織のメンバーであったのかという問題に関して、それらは判明しているのかという質問を受けたセラミ・アルトゥノク内務相は、以下のように答えた。「今質問されたことに関して、現段階でいくつかの進展と情報がわれわれの元には入ってきてはいますが、皆さんにお伝えできる段階には至っておりません。明確となった段階で、これらの質問には明確にお答えできると思います。現時点では、検証作業の妨害とならないためにも、今述べたこと以外の進展を皆さんと共有することは適切とは思えません。」

■「2人の自爆テロ犯がいたという強い状況証拠がある」

一方、アフメト・ダヴトオール首相も事件に関して会見を開き、「2人の自爆テロ犯がいたという強い状況証拠がある」と発表した。

ダヴトオール首相は、「この数日で、アンカラで1人、イスタンブルで1人の計2人の自爆テロ未遂犯を逮捕していた」とも伝えた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:38893 )