アルダ、喜び過ぎたトルコの危機を救っていた―サッカー欧州選手権予選
2015年10月16日付 Hurriyet 紙


セルチュク・イナンのフリーキックゴール後、一団となって自陣サイドで喜びを表現していたトルコ・ナショナルチームは、アルダ・トゥランのおかげで危機を脱した。

セルチュク・イナンの89分のフリーキックゴールでアイスランドを1-0で下したトルコは、カザフスタンがラトビアを1-0で下したことで2016年欧州選手権への切符を掴んだ。

セルチュクは完璧なゴールを決めた後、走りながら自陣まで来て、出場中のチームメイトやベンチのチームメイトとゴールの喜びを分かち合った。セルチュクの決めたゴールに、チームメイトらはセルチュク本人と同じくらいの喜び様だった。しかし、その時中央ではちょっとした問題が起きていた。

1.セルチュク・イナンが89分に決めたすばらしいフリーキックゴールの後、キーパーのヴォルカン・ババジャンを含む全プレイヤーがホームに駆け寄り喜んだ。

2.審判のジャンルカ・ロッキは、トルコ・ナショナルチームが喜びを表現している間にもゲームを再開させたがっていた。しかし、プレイヤー全員が自陣にいるのに気付いた(トルコ代表選手の)オルジャイ・シャハンがアルダ・トゥランに注意を促し、アルダも敵陣に向かった。

3.アルダ・トゥランはロッキ審判の「自陣に戻れ」の指示に従わず、このようにゲームの再開を防いだ。もしナショナルチームのキャプテン(アルダ)がこうしなかったら、アイスランドチームはノーガードのままトルコゴールまで進み、得点していただろう。

■プレイヤー全てが自身のエリアに戻った

ゴールの後、チームメイト全員がセルチュクに続いて自陣に戻った。通常ルールでは、審判はこの時アイスランドボールでのキックで再開させられるはずだった。気付いたオルジャイ・シャハンがチームメイトに注意喚起しても、誰もそのことを理解できなかった。その後、ごたつく集団から抜け出たアルダ・トゥランが走りながら相手陣へ向かい、審判がゲームを再開させるのを防いだのだ。

トルコ・ナショナルチームは、アルダ・トゥランのこの行動で危機を脱した。過去、いくつかの事例にあったように、サッカーチームは同様の形でゲームを再開し、容易く得点できている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:38923 )