トルコ空軍、国籍不明の無人偵察機を撃墜―ロシア?シリア?
2015年10月17日付 Hurriyet紙


トルコ軍用機は、昨日(15日)国籍不明の無人偵察機(İHA)をキリス上空で機械砲撃により撃墜した。この無人偵察機は撃墜前に無線で3回の警告を受けていた。今回撃墜された無人機のモデルが、ロシア製の「オルラン10(小型イーグル)」に酷似していたことは注目を集めた。モスクワ政府は無人偵察機の損失はなかったと発表している。

シリアとの国境沿いでパトロール飛行を行っていたトルコのF-16機は、レーダーでキリス上空のトルコ領空から3km程内側に入ったあたりに外国籍の航空機を特定した。F-16機は無線で3回にわたって警告を行い、その航空機が領空侵犯していること、そして直ちにトルコ領空から離脱するよう要求した。しかしこの航空機が前進を続けたため、12時半頃に砲撃によって撃墜した。

■小型無人偵察機

F-16機が砲撃した航空機は、キリス国境線沿いのゼロゾーン内にあるデリオスマン村に墜落した。最初の現場検証で、撃墜された航空機が小型で武器を備えていない「小さい」クラスのものであったことから、これは無人偵察機であることが判明した。軍関係者によると、この無人偵察機の検証作業は現在も続いているのという。この事件の後、参謀司令本部は会見を行い、「本日(15日)シリア国境沿いの我が国の領空内において、国籍不明の航空機が特定された。そして3回の警告を行ったにもかかわらず飛行を継続したことにより、国境線沿いにてパトロール任務にあたっていた我が国の軍用機によって、交戦規則の枠組み内で砲撃が行われ撃墜された」と発表した。この無人偵察機の破片は兵士らによって回収され、軍用ヘリコプターによって検査のためにガーズィアンテプ第5装甲旅団司令部に運ばれた。

■シリア国籍か

軍関係者らは、この無人偵察機がシリア国籍である可能性があること、そしてシリアによってPYD(民主統一党)が支配している地域において偵察飛行が行われていることが確認されていると明かし、「しかし確実な結果は検証作業によって明らかとなるだろう」と述べた。シリアはロシアやイラン製の無人偵察機を保有している。トルコは3月にもハタイのヤイラ山付近で、シリア国籍の無人偵察機を撃墜している。(他にも)トルコ領空を侵犯したことが特定されたシリア国籍のM-17ヘリコプターは2013年9月16日に、そしてMIG-23戦闘機が2014年3月23日にトルコのF-16によって砲撃を受け撃墜されている。

■スィニルリオール外務相:「国籍が判明次第、公表する」

AFP通信にコメントを発表したワシントン在住で匿名のアメリカ人関係者は、トルコによって撃墜された無人偵察機がロシア国籍であるとアメリカ軍は確信していると話し、「今明らかとなっていることすべてから、これはロシアの無人偵察機だ」と述べた。この関係者は、シリア軍がこのタイプの無人偵察機を使用しているという情報がないことを明かした。またロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は、シリアの全航空機が飛行任務を完了した後ラタキア近辺にあるヒメイミン拠点に戻ったと伝えた。この発表に反して今回トルコで撃墜された無人偵察機は、1年前にウクライナ東部で撃墜されたロシア製の「オルラン10」モデルの無人偵察機と非常に酷似している。フェリドゥン・スィニルリオール外務相は、トルコ国軍がシリア国境線沿いで国籍不明の航空機を撃墜した件に関する会見で「国境線の3km内側で砲撃された。この無人偵察機がどこの所属かはまだ特定されていないが、国境内で撃墜されたため現在調査が進められている。国籍が判明次第、発表する」と述べた。

■撃墜された無人偵察機はロシア製か

ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は、シリアの全航空機が任務完了後にラタキア近辺にあるヒメイミン拠点に戻ったと話した。この発表に相反してトルコで撃墜された無人偵察機と、1年前にウクライナ東部で砲撃されたロシア製の「オルラン10」モデルの無人偵察機は非常に酷似している。オルランは探査目的で使用されている。この期待は武器を備えておらず、撮影した映像を座標とともに司令本部に送信している。あるアメリカ人関係者は、ロイター通信に今回撃墜された無人偵察機はロシア製の可能性があると話した。

■トルコ航空は航空機の離陸を遅らせた

トルコ航空(THY)は昨日(15日)にイスタンブル発ガーズィアンテプ行き11時25分離陸予定の便が、シリア国境線沿いで無人偵察機が撃墜されたことによりアタテュルク空港の滑走路から飛び立つ寸前に引き返したことを明かした。この便は12時45分頃に離陸した。

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(翻訳者:指宿美穂)
(記事ID:38927)