インデペント紙「独裁にあと一歩のトルコ」
2015年10月28日付 Hurriyet紙


インディペンデント紙のパトリック・コックバーン記者は、11月1日の総選挙が「トルコの分裂をより深刻化させる」と述べた。

BBCトルコによると、コックバーン氏は「独裁にあと一歩」という題の記事の中で次のように記した。

「2002年以来トルコを統治してきたエルドアン大統領と公正発展党(AKP)は、いかにして単独で第一党となり、政治的独占を作ることができるのか。今回の選挙ではこれが明らかになるだろう。」

「いまだ選挙戦最中である。しかし選挙キャンペーンは、クルド人とトルコ人、世俗派とイスラム主義者、多数派のスンニーと少数派のアレヴィーといっ た対立軸をさらに拡大してしまった。また、シリアやイラクでの内戦に、トルコがどれほど関与するかといったことも、今回の選挙では明確になるであろう。」

「エルドアン大統領は、連立、自身の権力の縮小に対し、常に難色を示した。彼の目論見が成功するチャンスは、我々が思うよりも大きいのだろう。というのも、軍、司法、大多数のメディアなど、力を持った機関はコントロールされ、エルドアンの統制下に入っているからだ。」

「独裁を招いてしまう危険をはらんでいるにも関わらず、それでも有権者の多くが共有している考えとは、AKPこそがトルコに安定をもたらしてくれ、ほかのあらゆる選択が経済的不況・不安定さに導くことになるという考えである。エルドアン大統領は、こうした状況をも味方につけることができてしまう。しかし実際、2012年までに見られたようなトルコ経済の目覚ましい発展はもう期待できず、良い教育を受けた学生たちも就職難に陥っているという状況がある。」

コックバーン氏の記事は、次のように締めくくっている。

「日曜日に行われる選挙の結果を予測するのは難しい。しかしながら選挙は、分離主義的な勢力をすでに登場させており、それは拡大しつつある。 エルドアン大統領はこうした勢力を選挙後にコントロールするつもりなのかもしれないが、それを行うのはそう簡単なことではないだろう。」

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(翻訳者:今城尚彦)
(記事ID:39012)