PKK要人殺害にトゥンジェリ県知事「通報者に賞は授与しない」
2015年11月11日付 Radikal 紙


トゥンジェリ県のオスマン・カイマク知事は、軍警察の実施した作戦により、「シヤル・ロジネキ」というコードネームを持つ、PKK(クルド労働者党)の現地要人の一人、ジェラル・ジャンデミルが10月31日の武力衝突で殺害されたことを明らかにした。カイマク知事は、「このPKKの人物は確かに治安警備隊の最重要指名手配リストに載っている。衝突は完全に計画的な作戦内で起きた。どの市民、あるいは人物からの通報であるかは全く問題ではない」と述べた。

コードネーム「シヤル・ロジネキ」を持つジェラル・ジャンデミルがトゥンジェリ県で10月31日に殺害され、現地でのPKK要人の一人であったことが明らかにされた。この情報が今日の新聞に載り、「通報があり殺害された。情報提供者に賞が授与される」という見出しの記事は、トゥンジェリ県のオスマン・カイマク知事により否定された。カイマク知事は治安部隊が以前からプリュミュル谷の中にあるアラジュク村域内で計画的な作戦をとっていたことを明らかにし、以下のように述べた。

「地域で『故ヤブズ・ソナト少佐作戦』が開始され、アラジュク村域内において作戦を実行した軍警察特別部隊がアラジュク村の外れで2人のPKKと遭遇し、衝突が起きた。衝突の際にPKKのデルスィム州東部戦線の兵站責任者といわれるコードネーム「シヤル・ロジネッキ」ことジェラル・ジャンデミルの遺体を見つけた。もう一人のPKKも負傷しながらも地域から逃走したという。このPKK所属人物は治安警備隊の最重要指名手配リストに載っている。衝突は完全に計画的な作戦の一環で起きた。誰かからの通報があったなどということはない。我々が内務省に報奨の提案をしたとか、誰かに褒賞を授与しようなどの情報は完全に架空の話である。コードネーム「シヤル・ロジネキ」ことジェラル・ジャンデミルが殺害されたのは、完全に治安部隊自身が実行したものである。よって、これらの報道は間違っている。」

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:39144 )