北キプロスへの水供給事業、中断
2015年11月21日付 Milliyet紙


北キプロストルコ共和国政府がメルスィン県のアナムル郡から供給される水の管理に関してトルコの「民営化」案を受け入れず、自治体が担うよう主張したことから、トルコは水の供給を止めた。アナムルのバルブを閉めたトルコは北キプロスのゲチトキョイダムへの水の供給だけでなく、投資のための金の流れも止めた。これによりいくつかの自治体と省庁の投資計画が中断となった。VATAN紙の取材に対し、ゲチトキョイのバイラム・アヴジュ村長は1週 間の水の供給停止を取りやめ、「政治家は危機の解決策を生み出すべきだ」と述べた。

■投資予算が停止

トルコが北キプロス政府への対抗策として投資予算用の金を送金しなかったことも深刻な事態につながった。省庁だけでなく自治体の多くの計画も資金不足で中断となった。関係者たちはトルコがこの攻撃により「何でも管理できるというのでしたら道路も歩道も雨水排水といった問題も自分たちで解決してください」とのメッセージを送ったと語り、期待される雨量が見込めないために深刻な干ばつの危険があった北キプロスでアナムルのダムの水が唯一の希望であることを強調した。

■与党が会合

一方「水危機」は連立政権のCTP(共和国主義者トルコ党)でも議論を呼んだ。オメル・カルヨンジュ首相と大臣数名だけでなくCTPのメフメト・アリ・タラト党首と連立政権を組むUBP(国民統一党)のヒュセイン・オズギュルギュン党首と大臣数名が会議に参加した。会議の後、解決のためにAKP(公正発展 党)政権との対話に臨み、問題の解決に当たることが決まった。

■管理の問題

入手できた情報によるとトルコは計画の継続のためにこの件の専門のエンジニアを育成し、彼らに水を管理させることを望んでいる。北キプロス政府は国民が民営化を好ましく思っていないという理由から責任を自治体が負うよう主張している。2012年にトルコと北キプロスの間で署名された経済プログラムでは水の管理についてBOT(建設・運営・譲渡)方式や建設・運営・官民共同モデルが想定されていた。トルコ側はこの問題を考慮に入れて水を民間企業に管理させるよう求めている。北キプロス政府が提案したモデルは経済プログラムと相反している。

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(翻訳者:南澤沙織)
(記事ID:39205)