HDP、デミルタシュ共同党首暗殺未遂を告発
2015年11月23日付 Milliyet 紙

人民の民主主義党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首は、公用車に対する襲撃が行われたという報道に関して、ディヤルバクル共和国検察局に対して、「意図的な殺人未遂」という理由で、告発した。

デミルタシュ党首は、弁護士を通じて共和国検察局に対して告発状を提出した。それによると、2015年11月22日18時頃にディヤルバクルのカヤプナル郡で、身辺警護の警官が同乗する21EL114というナンバープレートの装甲車両内で要人座席がある右後方の座席の頭部部分に丸くまっすぐな線の入った一つの痕跡が発見され、当件が、暗殺未遂であるのか、そうでないのかという調査が行われなければならないとした。

襲撃に関する告発状ではディヤルバクル県庁の発表も引用し、犯罪調査の予備捜査結果以外に公的な組織によっていかなる発表もまだ行われていないと伝えた。

告発状では、襲撃でデミルタシュの命が狙われたと主張し、以下のような表現が用いられた。

「県庁は、デミルタシュに対していかなる襲撃も行われなかったという表面的な発表を行った。銃弾の調査でさえ行われず、ディヤルバクル警察の予備犯罪報告書によって済ませられないほどの深刻な報道があるという事実に鑑み、真剣な捜査を行うべきである。事件は、ディヤルバクルのようにあらゆる場所に交通監視用カメラ(MOBESE)が設置され、全員の行動が常に追跡されている郡で発生しているのであり、微細にいたるまで、調査が行われなければならない。デミルタシュ党首に対して未遂に終わった事件が、殺人行為であったのかそうでないのかという点について今後捜査を行い、その結果で判明するあらゆる疑問点を解明し、活発な捜査を検察が行うよう望んでいる。」

告発状の証拠の部分では、MOBESEの映像、事件現場の調査、身辺警備の警官と目撃証言などが挙げられた。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:39217 )