ジャアファリー司令官「我々はサウード家に対する《迅速かつ厳しい対応》の指示が下るのを待っている」
2015年10月03日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】イスラーム革命防衛隊総司令官のモハンマド・アリー・ジャアファリー少将は、ハーメネイー革命最高指導者の意志を実現させるために、迅速かつ厳しい対応を取る準備が革命防衛隊にはすでにできているとし、イランはミナーで起きた惨劇に関してサウード家に返報する態勢にあることを明らかにした。

 タスニーム通信によると、イスラーム革命防衛隊総司令官は、ハータモル・アンビヤー海上部隊の会議に出席した傍らで、次のように述べた。

革命防衛隊は、イスラーム革命最高指導者の意志を実現させ、ミナーで起きた恐ろしい惨劇に関してサウード家に返報し、虐殺の舞台ミナーで犠牲となった巡礼者たちの権利を回復させるための、迅速かつ厳しい対応を取るべく、可能なあらゆる可能性を準備しており、〔ハーメネイー最高指導者からの〕命令実行に向けて待機しているところだ。

 同氏はさらに次のように付け加えた。

革命防衛隊は必要とあらば、時期と場所とを問わず、イスラーム教徒、特に革命的なイラン人民の名誉・尊厳を守るために、断固かつ力強く、抑圧的で無知蒙昧なサウード家の為政者たちに対して、あらゆる措置を講ずる用意がある。この恐るべき犯罪行為に関して、サウード家に対し毅然たる報復を行うことになろう。

 革命防衛隊総司令官は、イスラーム共同体に対してサウード体制が犯した数々の汚らわしき犯罪行為を指摘した上で、

イエメン人民の殺戮、親愛なるシリア人民の難民化、バーレーン人民への抑圧、イラクにおける宗派間の殺戮、そしてあらゆる地域で行われている民族対立の煽動やテロリズム教育など、サウード家によるアブー・ラハブ〔※〕もどきの裏切り行為や無知蒙昧に対し、イスラーム世界はほとほと嫌気がさしている。〔サウード家は〕やがてイスラーム教徒らの怒りの中で溶解〔し消滅〕してしまうだろう。

 と言明した。

※訳注:アブー・ラハブは預言者ムハンマドの叔父で、ムハンマドと激しく敵対した人物。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:IKD )
( 記事ID:39219 )