女性を襲う晩婚化の波―独身女性たちの生の声から(2)
2015年11月09日付 Jam-e Jam紙

失われる機会

 サーラー・アルダカーニーは修士課程を終え、職に就いて数年になる32歳の女性だ。外見や学歴、収入、家庭環境の点から言えばまずまずではあるものの、2年以上も適当な求婚者が現れないと、彼女は言う。しかし、否応なく強いられているこうした独身生活以上に彼女を傷つけているのは、「あなたのような有能な女性から《NO》を突きつけられるのが怖くて、友達(あるいは家族)の○○はあなたに結婚の申し出ができないのよね」といったことを他人の口から何度も聞かされたことだ。

 サーラー曰く、「私ではなく他人が、〔私の希望や思いなどについて勝手に〕考え、決定し、判断を下しているんじゃないかって、時々感じてしまうわ。私の学歴や収入は、私の将来の生活にプラスよりもマイナスの影響を及ぼしているみたい。でもね、本当のところ私にとってより重要なのは健全な家庭を築くことであって、夫となる人の学歴や収入が私よりも高いか低いかではないのよ」。

 こうした事情は、その他の能力ある女性たちの多くにも当てはまる。彼女らの多くは、勉学に勤しみ、人生のさまざまな側面の向上に専念していた若かりし頃、それなりに適当な求婚者がいたものの、学校に在学中であるとか、その他の非合理的な理由で求婚を断った経験をもっている。

 しかしながら、結婚とは人生における一つの特別な段階というよりは、人生の様々な段階で生ずるべき重要なイベント(というよりはむしろ、青年時代の最も重要な選択)である。この選択は高校卒業後、大学に通う数年間、あるいは仕事に就いた状況の中で行われるべきものである。ところが、「今は勉強を続けるつもり」などと言って、青春の真っ只中にいる時期に結婚について考えようとしないことは、取り返しのつかない過ちとなってしまうのである。

完璧主義の親

 イラン社会の文化や慣習では、結婚の申し出は、多くの場合まず始めに女性側の両親に持ち込まれ、そこで両親が良縁であると判断した場合、はじめて正式なものとなる。

つづく


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(翻訳者:YT)
(記事ID:39269)