映画「エルトゥールル1890」、日本で大反響
2015年12月05日付 Milliyet紙


トルコと日本の125年前始まった交友をテーマとした映画「エルトゥールル1890(邦題:『海難1890』)」に日本人が大きな関心を寄せている。全国公開されるこの映画について日本のメディアは大きく報じている。

アブデュルハミト2世の皇帝親書を日本の明治天皇に進呈した後帰途につく航路で1890年9月16日に串本町の海岸の悪魔岩礁で沈没したエルトゥールル号の話が映画となった。1890年に岩礁で粉々になったエルトゥールル号から救出されたトルコの兵士たちを背中に背負った日本人たちの子孫であるウラ キヨハルさんとミシヒオ シンジさんが中心となって集められた資金を予算として制作された映画は、今日日本で公開される。日本の全国の映画館で公開される映画に日本で大きな反響が生まれている。最も大きな反響があったのはエルトゥールル号が沈没した和歌山県串本町である。

■特別上映会

串本町民は映画公開にあたり、祖父たちが125年前にその遺体を運んだトルコ人兵士たちを追悼するために慰霊碑とトルコ記念館を訪れた。同町にある大島小学校に通う小学生は串本町文化センターで串本町職員として働くアイドゥン出身のアイシェギュル・アルカンさんの案内で慰霊碑を訪れた。町は太平洋側に位置し、雨不足に悩むことも無い。町の住民と子どもたちはホウキとバケツで10ドヌムの敷地を清掃した。エルトゥールル号沈没事件をいまだ忘れていない町の住民たちは、特別上映会で映画を鑑賞した。町の最も大きいホールで4000人の串本町民が映画を鑑賞し、非常に感動していた。アタテュルク像の前に集まった日本人は祈りを捧げることで、トルコ人への感謝の気持ちを表した。
和歌山県の全ての新聞が125年前に起こったエルトゥールル号が沈没の後トルコ・日本関係を扱いながら、映画の宣伝を行い、小学生向けにエルトゥールル号について描かれた漫画がつくられた。東京で催された「伝統から未来へ」をテーマとする第2回トルコファッションウィークでは1890年当時に着用されていた衣装が展示された

串本町民は、先日再び集まり、今度はトルコの色であるターコイズを基調としたトルコランプを作った。町で生活する4,000人が2日間かけて海底でも消えない、2つの国の友好を示すシンボルとしてトルコランプを作った。エルトゥールル号が沈没した樫野崎岩礁の8メートル下に置かれたトルコランプが、エルトゥールル号で命を落とした兵士たちに住民たちの思いを伝えている。

「エルトゥールル1890」の熱狂をもっとも近くで感じているアイシェギュル・アルカンさんは、「非常に大きな熱狂に包まれています、皆が一体となって沈没事件を思い出しさせ、トルコ人兵士たちが犠牲となったことを説明するために行動を起こすことを望んでいます」と話した。

■「トルコの友人たちの来日を期待しています。」

日本とトルコの共同制作した映画では、内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那 汐里、アリジャン・ユジェソイ、夏川結衣、小沢征悦、ウール・ポラトが演じた。 映画の製作者のうちの一人である、ウラ キヨハルさんは「私たちの先祖はたくさんのトルコ人兵士たちを海から救出した。そのことが私たちに遺した唯一の遺産は、トルコ人を忘れないこと、勇敢さを思い出すことである。私もその時代の村人の一人を演じながらその責任を全うしようとした」と話した。串本町長の田嶋勝正氏も次のように話した。「125年前串本町民、つまり私たちの先祖たちが示した思いやりが映画となった。映画を通してトルコと日本の人々がお互いにためらうことなく互いを助け合ったことが理解できます。しかも難しい状況下で。トルコの友人たちの来日をお待ちしております。」

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(翻訳者:尾形知恵)
(記事ID:39321)