トルコ軍モースル駐屯にイラク政府、抗議「攻撃も辞さない」
2015年12月05日付 Cumhuriyet紙


IS(イスラム国)に対抗する穏健派諸グループとペシュメルゲの訓練のためにイラクのモースル地域に駐屯するトルコ部隊に動きがあった。イラクがこの変更に厳しい反発を示した。トルコ軍は、「侵略者」とされ、「攻撃」の脅迫を受けた。

イラクでISに対抗する穏健派グループを訓練するためのモースル地域のトルコ部隊の変更は、昨日の夜あっという間に興奮をもたらした。参謀本部の情報筋は、「この行動はルーティンであり、異常なことではない」と伝えた一方、バグダード政府からは次々と厳しいメッセージがやって来た。

■「攻撃する」という脅し

イラク議会安保委員会のハキム・アル・ザミリ委員長は、軍事行動を確認し、「トルコ軍は侵略者だ」と話した。ザミリ委員長は、トルコがイラクの主権を目的としていると述べ、空軍に属する戦闘機が、トルコ軍を攻撃するため、イラクのハイダル・アル・アバーディ首相からの指示を待っていると述べた。

■イラク首相:トルコは許可を得なかった。撤退せよ

イラクのハイダル・アル・アバーディ首相は、警備交代のためモースル近郊にやってきたトルコ軍部隊に関して、「1連隊近い数のトルコ軍部隊が戦車と武器とともにイラク軍を訓練するために許可を得ず同国の領土に入ったことを確認したこと、またこれはイラクの主権に対する危険な不法侵入であること」を述べた。
広報部から行われた発表で、アバーディ首相は、「トルコに対し、隣人関係に敬意を表しすぐにイラク領土から撤退するよう要求する」と述べた。

■「軍を撤退させよ」

イラク首相府から書面によって行われた発表では、「イラク当局は、トルコによい隣国関係に敬意を払い、イラク領内から撤退するよう呼びかけている」と述べられた。
発表では、トルコ軍についてイラク当局から同意を得ていないと主張され、この状況はイラクの主権の侵害であると述べられた。

トルコ国軍(TSK)の、2年以上に渡ってモースルから32キロメートル北のバシカでペシュメルゲ部隊とその他の反ISグループを訓練している特殊部隊と戦車部隊における変更は、北イラク政府との間でなされた合意によって明らかにされた。スィイルト第3特殊旅団から400名の特殊部隊がバシカに派遣された。キャンプには、これ以前から90人ほどの特殊部隊がいた。

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:39325)