ロシア政府「大統領は、エルドアンとパリで会談を行わない」
2015年11月30日付 Jam-e Jam 紙


 ロシアとトルコの両首脳が気候変動条約会議(COP21)において会談する可能性〔がある〕という報道に反して、ロシア政府はウラジミル・プーチン大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談予定はないが、プーチン氏とアメリカ大統領が会談する可能性はあると発表した。

 ロシア大統領府のスポークスマンであるドミトリー・ポスコフ氏が、本日月曜日(11月30日)に説明したところによると、ウラジミル・プーチン大統領はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談する予定は一切ないという。

 スプートニク通信の報道によると、同スポークスマンは、「プーチン氏は、気候変動条約会議においてアメリカ大統領バラク・オバマ氏と会談する可能性がかなり高い」と述べたいう。

 ポスコフ氏は報道陣への回答において、オバマ氏とプーチン氏の会談の可能性について以下のように述べた。「ロシア政府は、オバマ氏とプーチン氏の会談が行われる可能性は否定しない。この会議において両氏の会談が組まれる可能性はある。エルドアン氏と対話する機会はないだろう。会談はまったく予定されていない。」

 火曜日(11月24日/イラン暦アーザール月3日)、トルコの戦闘機がロシアのスホーイ24(Su-24)戦闘爆撃機をシリア国境にて撃墜した。

 この事件後にトルコ政府は、以下のように発表した。「2機の[ロシア]空軍機が領空侵犯しており、トルコ側の繰り返しの警告を無視したため、トルコ空軍機はその内の1機を攻撃した。しかしロシアはトルコの主張を真っ向から否定し、このトルコ空軍機がシリアの領空を侵犯し、ロシア空軍機を攻撃したと言っている。」

 事件以後、ロシアはトルコとの関係を見直し、ロシア国民の旅行者に対してトルコへの旅行を控えるよう勧告し、またアンカラとの経済関係にも制限を加えている。

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( 翻訳者:MK )
( 記事ID:39380 )