絨毯博物館所蔵の絨毯を画像で公開─イランの文化・芸術を紹介
2015年11月29日付 Hamshahri 紙


 電子博物館と移動博物館の立ち上げ、およびイラン文化の紹介を目的として、文化遺産観光研究所の歴史文化財保存修復研究部によってイラン絨毯博物館の絨毯の解析用画像記録作業が実施された。

 文化遺産観光研究所の広報発表によれば、歴史文化財保存修復研究部絨毯研究科の責任者ショクーフェ・メスバーヒー氏は、このニュースの発表において次のように述べた。「文化遺産観光研究所の歴史文化財保存修復部と日本の京都大学の間で締結された合意書に従って、イラン絨毯博物館の貴重な絨毯コレクションの一部に対しスキャンを行った。」

 同氏は次のように続けた。「博物館所蔵品のスキャン化計画の実行に向けて関係博物館の職員らの協力の下で、絨毯博物館と国立博物館収蔵の作品とゴレスターン宮殿の歴史文化コレクションの絨毯の一部が調査選別された」。

 この研究者は次のように述べた。「時間的制約により、計画の現段階では絨毯博物館と国立博物館から厳選された所蔵品の一部を分析用に画像データ化し、次の段階でゴレスターン宮殿からの作品をスキャンする予定である。」

 メスバーヒー氏は、この計画の実行目的について、作品の最適な記録とその分析用典拠の作成、さまざまな意義のある研究計画を実施することであると述べた。

 同氏は更に「これらの画像は、解像度と透明性が非常に高く、電子博物館や移動博物館の設立、イランの芸術文化の紹介に利用できる。」と述べた。

 この専門家は、次のように解説した。「絨毯博物館のサファヴィー朝期の絨毯のスキャンが博物館作品電子化計画の第一段階であり、解析用の画像データ化が絨毯博物館にて6日間に渡り行われた。」

 メスバーヒー氏は、カームラーン・アフマディー氏、ハミード・フェダーイー氏、アフシーン・エブラヒーミー氏、マフムード・ガーセミー氏、マフシード・イールハーニー氏がこの計画における歴史文化財保存修復部の共同研究員であると発表した。

 この計画は、博識な教授の多い同研究所、京都大学、イラン絨毯博物館の協力の下、博物館所蔵品電子化計画に沿って行われた。

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:39381 )