最高指導者上級顧問「トルコはロシア戦闘機撃墜によって戦略的誤りを犯した」
2015年11月26日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】最高指導者の補佐官で上級顧問を務めるサファヴィー氏は、「トルコはロシア機を撃墜するという行為において、戦略的誤りを犯した。この問題はトルコにとって高くつくことは間違いないだろう」と述べた。

 メフル通信の報道によると、サファヴィー少将は〔‥‥〕政治・治安状況について分析した上で、次のように述べた。

この破壊的な戦争で、シリアだけで25万人が亡くなった。そしてシリアとイラクで900万人の人々が難民となり、一部は街の外に、一部はバグダードやダマスカスのような安全な街に避難した。彼らはテントの下、悲惨な状況のもとで生活している。

 同氏は次のように続けた。

この理不尽な戦争には、二つの陣営が存在する。アメリカとシオニズム体制の指揮下にある一方の陣営には、サウジアラビア、トルコ、ヨルダンがおり、イランが指揮するもう一方の陣営には、ロシア、イラク、シリア、そしてレバノンのヒズブッラーがいる。

 最高指導者上級顧問は、トルコ軍によってロシアの軍用機が標的とされたことについて触れ、「シリア上空でロシアのスホイ24が撃墜された先般の事件は、戦術的なことであろうが、しかし戦略的な悪影響をもたらすだろう」と語った。

 サファヴィー司令官はその上で、「この事件でトルコがダメージを被るのは間違いない。というのも、レンタルのテロリストどもに対して5年間にわたって支援を行い、シリア・イラク両国を不安定化させただけでなく、今回の事件でトルコは戦略的な誤りを犯したからである。間違いなく、この問題はトルコにとって高くつくことだろう」と指摘した。

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( 翻訳者:8413105 )
( 記事ID:39397 )