イラン外務省、ナイジェリア代理大使を呼び出し
2015年12月15日付 Hamshahri 紙


 テヘラン駐在ナイジェリア代理大使は、同国ザリア市にあるシーア派のホセイニーイェ[宗教施設]に対してナイジェリア軍が攻撃を行ったことを受けて、外務省に呼び出された。

 ファールス通信の国際政治取材部の報道によると、ザリア市のホセイニーイェに対するナイジェリア軍の攻撃により、ナイジェリアのイスラーム運動の指導者となったイブラーヒーム・ザークザーキーの指導の下にあるナイジェリアの多くのシーア派イスラーム教徒が殺害されたり、重傷を負った。この件に関して、月曜[12月14日]午後、テヘラン駐在のナイジェリア代理大使は外務省に呼び出され、この事件の発生に対するイラン・イスラム共和国の憂慮を伝えられた。

 外務省アフリカ第一局局長は、この攻撃が罪に値し、到底許容できるものではなく、ナイジェリア政府にはシーア派教徒の生命と宗教施設、特に同国のイスラーム運動の指導者の生命を守る責任があると言明した。

 さらに彼は、「イラン・イスラム共和国は、事件の背景を明らかにするよう強く要請し、負傷者たちの治療と被った損害に対する早急な補償を要求した」と述べた。

 ナイジェリア代理大使もこの面会において、両国の良好な関係を強調しながら、イラン・イスラム共和国が憂慮していることを速やかに本国に伝え、必要な情報を受理した後、事の成り行きを説明したいと表明した。

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( 翻訳者:AS )
( 記事ID:39404 )